せっかくノートをとっても、あとから見返した時にごちゃごちゃしていて、あまり役にたたない、ということはありませんか?
授業のノートや会議の内容をメモする際、そして資格勉強をまとめる際のノートなど、あとから見返した時にすぐに思い出せるようにノートを取るには、「コーネル式ノート術」がよいといいます。
そこで今回は、コーネル式ノート術とはどのようなものか、どのようなメリットがあるのかについて、詳しく紹介したいと思います。
コーネル式ノート術とは
コーネル式ノート術とは、アメリカのコーネル大学の学生のために開発されたノート術で、現在多くのアメリカの有名大学や研究機関で使われているものです。
ノートを3つの領域に分けて、情報を整理しながら記載していくことで、後から見返した時にとてもわかりやすくなるといいます。
3つの領域の作り方は、ノートの左部と下部にそれぞれ5cm程度の帯ができるように線を引くのですが、最初からコーネル式ノート術のために線を引いたノートも市販されています。
コーネル式ノート術のメリット
コーネル式ノート術のメリットは、何といっても高い勉強効果です。コーネル式ノート術は、単にノートに記載するだけでなく、ノートを取るときに自分の言葉でまとめる必要性があるため、思考を活性化させることができる、と言われています。自分の頭で考え、振り返るところまでを行うため、より鮮明に内容を覚えることができます。また、疑問点や自分の意見なども一緒に書き込くのもよいでしょう。
コーネル式ノート術の基本的なやり方
コーネル式ノート術の最も広い領域は、いわゆるノート(メモ)をとる部分。ここには、文章でダラダラと書くのではなく、箇条書や単語など、なるべく簡潔に記載するようにしましょう。
言葉を絞って記載するため、何が重要かについて絶えず考えるようになります。
最も広い領域に記載した内容の中で、キーワードとなる言葉を左帯に記します。
キーワードを記載することで、ノートを見返した際に、どこに書かれているのかがすぐにわかります。また、全体の流れや問題点・疑問点などを整理することにも繋がります。
下帯は復習の時間に記入します。ページ内の要点を2~3文程度の短い文章にして記載します。
要点を短くまとめる作業により、頭のなかの情報が整理されて記憶の定着に繋がります。
そして、あとからノートを見返した際、下帯を見ればそのページに何が書いてあるのかが一目瞭然となるようにしましょう。
コーネル式ノート術とはどのようなものなのかについて、メリットとあわせて紹介いたしました。
ノートは後から見返した時に、どこに何が記載してあるか、どこが重要なのか、などが見てすぐに分かるのが大切です。
資格勉強の際など、コーネル式ノート術をまだ試していない方は、ぜひ試してみて下さい。
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