「ブレインダンプ」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
仕事や家庭、趣味など多忙な日々を送るなかで上手く両立させたいと考える人にとって、また、悩み事でモヤモヤを抱えている人にとって、ブレインダンプは頭の中の整理や気持ちを切り替えることができる方法として知られています。
そんななかで、ブレインダンプは資格勉強にも活かすことができるといいます。
そこで今回は、ブレインダンプとはどのような方法なのか、ブレインダンプの効果と資格勉強に取り入れる方法についてご紹介します。
「ブレインダンプ」とは?
ブレインダンプとは、Brain(脳)とdump(中身を外へ放り出す)という意味で考えていることを紙に書き出すことで頭の中を整理するという手法です。
ブレインダンプを行うことによって得られる効果は、以下の3つです。
1.頭の中がクリアになる
気になっていることや悩みごとなどの抽象的な概念を一旦言語化して紙に書き出すことで、思考を整理でき頭の中がクリアになります。モヤモヤの状態から離れることができれば、気持ちもすっきりとするでしょう。
2.効率的なインプットに繋がる
様々なことが気になって頭の中がモヤモヤしている状態では、新しい情報をインプットし難くなっている状態です。ブレインダンプにより頭の中がクリアになることで、新たな情報をインプットするスペースが空き、それによって効率的なインプットができるようになります。
3.思考や目標が明確になる
潜在意識の中にある複雑に絡み合った思考を言語化する過程で、自分の本当の思考や目標が明確化されます。
新たな気付きによって新しいアイデアを発見できるかもしれません。
「ブレインダンプ」を資格勉強に活かす方法
資格勉強の際に参考書をたくさん読んで、なんとなく概要は分かったけど具体的に言葉で説明できないということはないでしょうか?
ブレインダンプは、参考書から得た多くの情報を紙に書き出すことで、頭の中の情報を整理して記憶として定着させることができます。
具体的な方法は以下の通りです。
1. 参考書をいつも通りに読む
2. 読み終えたら、記憶を辿って参考書に書かれていた内容を紙に書き出す。
3. 再び参考書に戻って、ブレインダンプで書き出した内容について正しいかどうかを確認する
紙に書き出す際は、参考書は見ずにキーワードに対する説明を箇条書きで書いたり、図式化したりグループ化します。
これによって、どれだけ頭の中に記憶が残ったのかが自分で把握できます。
覚えた情報が不足していたり間違っている場合は、参考書を見直して正しい知識を頭の中に入れるようにしましょう。
ブレインダンプ資格勉強にも効果的で、紙があればどこでもできます。
ブレインダンプ用のノートを1冊用意しておくのもよいでしょう。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験