士業として開業したての頃は、顧客を集めるための宣伝がとても重要です。近年はチラシやポスターなどで宣伝するのと合わせ、SNSを利用して宣伝をおこなう人も増加しています。ここではSNSを宣伝に利用するメリットや、SNSを活用して集客につなげるためのポイントをご紹介します。
目次
士業で開業後の宣伝にはSNSが有効?
開業したての頃は、集客のために積極的に宣伝をして、1人でも多くの人に自分の存在や業務内容を知ってもらう必要があります。しかしチラシやポスターなどでは最低限の情報しか載せられない場合も多く、広範囲に宣伝しようとすると宣伝費用も多額になってしまうでしょう。
このような理由から、近年では「SNS」で宣伝をする方法が注目されています。SNSは広い範囲で不特定多数の人に宣伝をすることができるのが大きなメリットです。さらに、既に獲得した顧客との関係を強化してリピーターになってもらったり、紹介につながったりする可能性もあるでしょう。
一般の人にとって士業の人に相談をするのはハードルが高く感じるものですが、「親しみやすい人」という印象を持ってもらえれば、顧客としても問い合わせをしやすくなります。仕事内容についての投稿と同時に、「本人に対しても興味を持ってもらえる」「友人・知人に紹介したくなる」SNS運用を心掛けるのが理想です。
集客アップのためには、SNSをどう活用すべき?
「Facebook」は士業の集客アップにもっとも効果的だといわれています。Facebookの利用者は主に20代~40代が多く、顧客になってくれる可能性が高いのです。投稿をシェアしてくれる人がいれば、その友人にも情報が拡散されるので、ターゲットとなる層へ効果的に情報を伝えることができるでしょう。また、実名で登録している人が多いので、いたずら目的のレスポンスやシェアなどが抑制されやすいというメリットもあります。
Twitterは10代~20代を中心としたツールのため、集客そのものより「親しみやすい印象作り」でファンを増やすという目的で利用しましょう。1度の投稿が140文字までと短いため、もし長文で投稿したい場合は、他のSNS(Facebookやブログなど)に投稿したものをリツイートする形でシェアするとよいですね。
ブログ
ブログの投稿数が少ないうちは、FacebookやTwitterなどと連動して告知するとアクセスの増加につながります。ブログで仕事内容や事務所の取り組みなどを伝えていくことで興味を持ってもらいやすくなります。
長文もOKですが、あまりに長くなりそうならいくつかのポストに分けて連載方式にするとよいでしょう。連載方式は定期的に更新することで、購読してくれる固定ファンがつくのでおすすめです。
YouTube
近年は動画で専門的な知識や事例などを解説する人も現れています。文字で伝えるより動画のほうが伝わりやすいケースもあるため、撮影や編集の手間はかかりますが、YouTubeの活用も視野に入れてみましょう
士業の集客・営業にはSNSをうまく活用しよう
SNSは情報が拡散されるスピードが速く、良質な情報がより多くの人に届けられる可能性があります。
しかし裏を返せば「間違った情報もすぐに拡散されてしまう」ということでもあるので、知識や情報の正確性には細心の注意を払いましょう。信用と信頼を積み重ねることを念頭に、うまくSNSを活用してみてくださいね。
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