勉強がうまくいかないと「自分なんかじゃ合格は無理だ……」と考えてしまいがち。その正体は「劣等感」です。劣等感はモチベーションの低下などを引き起こすため、勉強の妨げになることも。そこで今回は、劣等感に苦しんでいる人へ向け、劣等感をなくす方法をご紹介します。
目次
勉強中の“劣等感”が引き起こすデメリットとは?
勉強中に劣等感を抱くと、実にさまざまな“弊害”を引き起こしてしまいます。
落ち込みの原因になる
劣等感を抱いている人は、比べなくていい場面で他人と自分を比べてしまったり、自分の中だけの基準で優劣をつけたりしてしまいます。
その結果「自分はダメなんだ」とますます落ち込み、深い劣等感を抱く……という悪循環に陥ることがあるのです。こうなると、どれだけ勉強をしても自信が得られず、次第に心が折れてしまうことにもなりかねません。
勉強のモチベーションダウン
劣等感により自分に自信がなくなると、勉強へのモチベーションもダウンしてしまいます。
「どうせ自分が一生懸命勉強したって、資格試験に合格できない」と後ろ向きなままでは、勉強をしても学習効果は薄くなってしまうでしょう。
自分で限界を決めてしまう
劣等感を抱いている人は、早々に自分の限界を決めてしまう傾向にあります。
本来であればもっと実力を伸ばせるにもかかわらず、自信の無さから「もう無理だ」と挑戦をあきらめてしまうのです。
せっかく試験にもパスする能力があったとしても、自分自身で見切りをつけてしまってはもったいないでしょう。
劣等感をなくすには? 自信をつける5つのポイント
勉強する中で芽生えた劣等感をなくすには、相応の時間がかかります。ただ、次の対処法を地道に続けていけば、次第に劣等感も薄れていくでしょう。
達成できる目標を立て、少しずつこなしていく
人は「頑張ったら達成できそうな目標」を乗り越えられたとき、大きな自信を手に入れることができます。
劣等感に苦しんでいる人は、まず「達成できそうな目標」を設定してみましょう。
具体的には、「得意な分野の練習問題で満点を取る」「単語20個を意味まで完璧に覚える」などが当てはまります。常に目標を立て、達成するというサイクルを続ければ、次第に自信がついてきます。
他人ではなく「昔の自分」と比べるクセをつける
劣等感の強い人は、他人と自分を比べるのではなく「昔の自分」と比べるように心がけてみてください。
他人と自分を比べ続けても、劣等感が深まったり、疲れてしまったりするだけです。
しかし、過去の自分と比べてみれば、絶対に成長できている部分があるはず。
「自分は頑張っている」と自覚できれば、自尊感情(自分を認め、尊重する感情)が育ち、劣等感も消えていきます。
できたことを日記に付けてみる
劣等感を消すには、「できたこと」を振り返るのも有効です。
たとえ「昨日は5分しか勉強できなかった」という日であっても、「単語を10コ覚えられた」「重要な公式を覚えた」というふうに、必ず何かできたことがあるはずです。自分が達成したことを自覚すれば、自信につながります。
自分に合った勉強法を見つける
「勉強しても覚えられない」として劣等感を抱いている人は、もしかすると勉強方法が合っていないのかもしれません。世の中には多くの勉強方法があるので、自分に合いそうな勉強方法をひととおり試してみてはいかがでしょうか。試した中に自分にピッタリな勉強方法があれば、しめたものです。
自分軸での「勉強の最終目的」を強く意識する
勉強の目的はひとそれぞれです。また、人と比べたり、優劣をつけたりするものでもありません。
勉強を始めるときは、あくまでも、自分軸で見た「最終目的」を持ちましょう。
劣等感を原動力にして、勉強意欲を取り戻そう!
点数で合格が左右される資格勉強には劣等感がつきもの。劣等感は強すぎると弊害がありますが、多少の劣等感は「成長したい」というモチベーションの源になります。
劣等感をうまくコントロールし、原動力として活用しながら、勉強のモチベーションへと変えていきましょう。
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