資格勉強をしようと机に向かっても、全然頭に入らない! という方は決して少なくありません。時間ばかりが過ぎ、結局何について学んだのかと記憶に残らないと、勉強する意味がなく時間の無駄にもなってしまいます。
そこで、資格勉強しても頭に入らない時の原因と解決策について、今回は考えていきましょう。
目次
資格勉強が頭に入らない原因
集中力不足
集中力が不足していると、注意散漫になるため、スマートフォンやテレビなど周囲のことに気を取られてしまい、勉強しても頭に入りません。特に、仕事や育児をしながらなど、何か別のことをしながら資格勉強に臨んでいると、身体や脳に疲れが出て、このような状況が起こりやすいでしょう。
睡眠不足
睡眠時間が不足していると脳の働きが鈍くなり、集中力や記憶力が低下してしまいます。資格勉強では集中力や記憶力が重要なので、勉強しても頭に入らないといった現象が起きやすくなります。
頭に詰め込み過ぎる
一度にたくさん覚えようとし過ぎることでも、記憶に残らなくなってしまいます。覚えたいことを記憶に定着させるためには、繰り返し反復して記憶することが大切です。反復無くしてどんどん新しいことを覚えようとしても、頭に残らないので注意しましょう。
加齢による記憶力の低下
18歳をピークに、加齢とともに記憶力や情報処理能力が低下してしまうということがわかっています。
学生の頃に比べて、社会人になるとどうしても、なかなか物が覚えられなかったり、すぐに忘れてしまったりしやすいと考えられているので、資格勉強の成果を上げるには一層の工夫が必要となります。
資格勉強が頭に入らない時の解決策
集中できる環境を整える
資格勉強に大切な集中力を高めるため、スマートフォンやテレビなどを勉強スペースから見える場所に置かないようにしましょう。スマートフォンの通知音もオフにしておくのがよいでしょう。
また、耳栓をすることで、周囲の音を除外して集中力を高めてくれる効果が期待できます。
睡眠をしっかりとる
資格勉強の効率を上げるためには、睡眠時間は最低でも6時間をとるようにしましょう。
それにより、脳の働きを向上させることができ、勉強したことが記憶に残りやすくなるでしょう。
朝の時間に勉強する
朝の時間帯は、頭も身体も疲労が回復してすっきりとした状態です。そのため、朝の時間の勉強は効率がよい勉強法だと言われています。夜に集中できない場合は、朝型に変えてみるもの良いかもしれません。
繰り返し書く
資格勉強は、1度ノートに書くだけではなかなか覚えられません
見て覚えるよりも、紙に書き出したり問題を解くなどの勉強方法の方が3~4倍も学習効果が高いことがわかっています。
まずはテキストを身ながらノートに要点をまとめ、次に学んだことを思い出しながらノートに書き、重要なキーワードについては小テストを作って書く、など数回に渡って繰り返し書くことで、記憶の定着を図りましょう。
声に出して覚える
紙に書くのと同様、声を出して音読することによっても、記憶力を強化させる効果が見込めます。
ある研究では、黙読よりも音読の方が脳の活性に繋がると言われています。
資格勉強をしても頭に入らない時の原因と解決策を紹介しました、
睡眠時間や集中できる環境を確保しながら、紙に書いたり音読をしながら反復して勉強することで、資格勉強の時間を意味のあるものにしましょう。
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