シンクロマッスル学習という言葉をご存知でしょうか?
シンクロマッスル学習とは、運動しながら勉強をすることで記憶力がアップするという学習法です。
この記事では、運動しながら学習することで、どのように記憶力に効果があるのかを解説し、そしてシンクロマッスル学習に適した方法についても、合わせてご紹介していきます。
シンクロマッスル学習とは?
アメリカのジョージア大学が行った実験では、20分筋トレすると記憶力が10%アップした、というデータがあります。
勉強をしながら運動を行うことで、脳に流れる血液量が増え、血液によって酸素がスムーズに脳へ供給されるため脳機能が活性化する効果が得られるというものです。運動しながら行う学習によって、そうでない時よりも記憶に定着しやすいといいます。
じっと座っていると眠くなることがありますが、その逆で身体を動かすことで脳が活性化するので、実は、運動と勉強とは相乗効果のあるものだということが、脳科学的にも証明されています。
筋肉を動かしながら学習を行うシンクロマッスル学習は、特に「暗記」への効果が期待できるとして、資格試験受験生のなかでも、体を動かしながらの暗記を実践している人は、少なくありません。
シンクロマッスル学習のおすすめ方法
歩きながら暗記する
体を動かしながらの暗記を実践している人の多くは、歩きながらの暗記を行っています。
テキストやタブレットをもって、家の中を歩きながら暗記したい項目を繰り返し声に出して覚えます。
また、屋外なら音声を聞きながら暗記をするという人も多いようです。
テキストなどの覚えたい箇所をスマホなどに自分の声で録音し、それを歩きながら聞く方法は、記憶効果が高いと言われているので、一度試してみてはいかがでしょうか。
リズミカルに動きながら暗記する
歩くだけでなく、リズムに合わせて身体を動かしながらの学習もおすすめです。
世界一の記憶力を持つとしてギネス記録を持つエラン・カッツ氏も、「体を揺さぶりならの勉強法で集中力が高まる」と唱えています。
リズムに合わせて記憶するものは、英単語や人名、年号などの短い言葉をテンポよく覚える際に適しています。
机の前に立った状態で、肩を揺らしたり足踏みをしたりステップを踏んだり、スクワットなどを行います。
その場から離れないので、机の上などにテキストやタブレットなどを置いたまま、気軽に行えるのも特徴です。
どれも、身体を動かしながら、声に出して行うことで、さらに記憶効果が高まるでしょう。
シンクロマッスル学習について、おすすめの方法を含めてご紹介いたしました。
資格勉強中は、どうしても運動不足となりがちですが、シンクロマッスル学習なら勉強しながら運動を行うこともできますので、記憶力を向上させたいと考えるのであれば、試されてみてはいかがでしょうか。
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