勉強法

資格勉強の質を上げる考え方は? 大事なのは時間より「中身」


資格勉強の質を上げる考え方は? 大事なのは時間より「中身」

資格勉強ではとかく「時間をかけて量をこなすべし」といわれます。しかしこのような勉強法を続けると、思考停止に陥り、学習効率へ影響することも。勉強を効率的に進めるには、時間よりも「中身の質」を高めることが重要です。
本記事では資格勉強の「質」を上げるためのテクニックをご紹介します。

 

資格勉強の質を上げるには? すぐにできる方法3つ

資格勉強の質を上げるには、どうすればよいのでしょうか。勉強の質を上げる基礎的な方法をご紹介します。

資格勉強は「集中できる時間単位」で休憩しながら進める

人が1つのことに集中できる時間には限界があります。
 
その時間は個人差もありますが、およそ15~30分です。これを応用し、「テキスト1P分を15分で学ぶ」「問題集1P分を15分で解き、解説を見る」というふうに、小さく区切って学習をするとよいでしょう。
 
また、資格勉強の際には適度な休憩を挟むことも大切。休憩して脳を休ませることで、切れてしまった集中力を回復させられます。
「集中できる時間内で学習をし、5分程度の休憩を取る」というサイクルで資格勉強を進めていけば、「集中が切れて内容を覚えられなかった」ということもなくなるでしょう。

1週間単位で短期目標を決める

資格勉強では短期目標を決めて学習を進めることも大切です。
たとえば「1年後に資格を取る」という場合と「1週間後のテストで60点以上を取る」という場合、どちらがやる気を出しやすいでしょうか。おそらく後者だと思われます。
 
長期目標に対するモチベーションを維持しようとすると、相当なエネルギーが必要になります。しかし1週間や数日などの「短期目標」なら、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。
「モチベーションが続かず、集中できない」という人は、短期目標で資格勉強の質を上げてみてはいかがでしょうか。

インプットとアウトプットをセットで行う

勉強は必ず「インプット」と「アウトプット」をセットで行いましょう。
テキストをひたすら読む、というインプット型の詰め込み学習で学んだ場合、「長期記憶」として定着しません。
 
しかし、声に出して読む、思い出して書く、テストを受けるなどの「アウトプット」を行うと、脳が「重要な記憶だから覚えておこう」と処理をし、忘れにくい知識として定着します。
質の高い資格勉強を目指したい方は、インプットよりもアウトプットを多めにしてみましょう。

資格勉強の質が低下してしまうNG行動とは?

資格勉強の質を高めるための方法についてご紹介しましたが、反対に「資格勉強の質を下げてしまう行動」にはどのようなものがあるでしょうか。

資格勉強の頑張り度合いを「時間」で評価している

資格勉強はあくまでも「どのようなことを知り、どれくらいレベルアップしたか」が重要です。
しかし、資格勉強を始めたばかりの頃は「5時間勉強できた!」など、時間で勉強の価値をはかりがちになります。
 
仮に5時間にわたって資格勉強をしても、内容が身についていないのであれば「質の良い勉強」とはいえません。中身のない勉強を続けても、結果的に努力が空回りに終わり、徒労感が募ります。

人の勉強法をそのまま鵜呑みにしている

資格勉強へ費やせる時間が少ない方は、効率的な勉強法を取り入れることも重要です。
しかし、その勉強法が「自分にマッチしているか」という視点が抜け落ちていると、効果は薄くなります。
 
新たな勉強法を取り入れる際は、定期的に自分に合っているかを振り返り、カスタマイズしていくことも大切です。

時間が無い人こそ「資格勉強の質」にこだわってみよう!


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資格勉強を始められる方の中には、お仕事や家事・育児、介護、趣味などで忙しい方も多いでしょう。限られた時間で効率よく勉強するには、ご紹介した方法で「勉強の質」を高めることが大切です。
 
本記事を参考に、質が高く効率的な資格勉強を目指してみてはいかがでしょうか。

コラムの運営会社

東京法経学院

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