将来的に独立開業を考えている人に向けて、おすすめの士業の資格について紹介する記事。各資格を小見出しで挙げて紹介する。
資格取得を目指そうと決意した人の中には、「独立開業して自分の事務所を持ちたい」と考える方もいるのではないでしょうか?将来的に独立開業を視野に入れるなら、どのような士業の資格を取るとよいのでしょうか。ここでは独立がしやすい士業資格を3つご紹介します。
目次
独立しやすい! おすすめの士業の資格3つとは?
士業には多種多様なものがありますが、基本的に国家資格である士業はどれも開業がしやすいといえます。ただし資格を取得するまでに多くの時間・労力を費やすものもあるため、「どれでもおすすめ」というわけではありません。
では、具体的にどのような士業がおすすめなのでしょうか。ここでは学歴や年齢にかかわらず、どなたでも挑戦できる士業を3つご紹介します。
土地家屋調査士
土地家屋調査士とは、土地や家屋の調査・測量のほか、不動産の「表題」にかかわる登記をおこなう専門家です。独立に必要な初期費用が比較的少ないため、資格取得後にそのまま独立する方も一定数います。独立するには資格試験に合格したあと、法務省に登録して免許を取得する必要があります。
試験の合格率は8~9%ですが、年齢・学歴にかかわらずトライできるので挑戦の価値ありです。
「測量士補」の資格を持っている人は受験科目の一部が免除されるため、合わせて取得を検討してみるのもよいかもしれません。
司法書士
士業の中でも独立しやすいといわれているのが司法書士です。司法書士は不動産登記や法人の登記代行が独占業務となっています。また、成年後見・遺言の手続きのほか、債務整理などもおこなうのが特徴です。
いわば「財産や権利のスペシャリスト」であり、独立した方の多くは上記業務に加えてコンサルティング、法律相談などもおこなっています。
資格試験の合格率は5.2%(2020年度)と難関資格ですが、突破できたあかつきにはリターンも大きい資格だといえるでしょう。
行政書士
行政書士は官公署に提出するための書類や権利・義務にかかわる書類、車庫証明などの事実証明に関係する書類を作成するのが主な仕事です。これらは行政書士の独占業務であり、ほかの士業でおこなうことはできません。
近年はニーズの変化に合わせて外国人の受け入れ手続きや中小事業者向けのサポートをおこなっている行政書士も増えています。
資格試験の合格率は2020年で10.7%と、司法書士に比べれば高めといえます。
その他・独立しやすい士業とは?
先ほど3つの士業についてご紹介しましたが、独立しやすい士業はほかにもあります。
・弁護士
・弁理士
・税理士
・社会保険労務士
・中小企業診断士
これらの士業は一定のニーズがあり、独立しやすいといえるでしょう。ただし弁護士や税理士、社会保険労務士は、学歴等の所定の条件をクリアしていないと受験資格が得られません。そのため、そもそもの受験のハードルが高いといえます。
「独立しやすい」も選ぶ基準になる! 士業での開業を目指そう
士業にはさまざまな種類がありますが、専門知識が必要で、かつ独占業務ができる士業ほど独立しやすいといえます。ただし高い専門性を持つ士業の資格は取得の難易度も高いため、独学で目指すのはなかなか難しいのが現状です。
より効率的に学習を進めたい方は、通信講座や資格の学校などをうまく活用してみるのもおすすめです。これらは合格に必要な知識・スキルを体系立てて学べるため、お仕事や家事・育児などで忙しい方でも効率よく勉強ができます。
独立の第一歩である資格試験合格を目指したい方は、独学以外の手段も視野にいれてみてはいかがでしょうか。
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