50歳を過ぎてから資格取得に挑戦するという人は、決して少なくありません。
資格勉強は若い人が励むものだという思い込みがあるのであれば、改めた方がよいかもしれません。
この記事では、50代から資格を取るメリットを解説するとともに、50代からの資格の選び方についても紹介していきたいと思います。
50代の資格取得についてのポイントをチェックしておきましょう。
50代から資格を取るメリットは?
50代になると、長く企業に勤めている人においても、あらためて今後の自分のキャリアについて見つめ直す機会が訪れます。特に昨今では、働き方の多様化のなかで年齢よりも実力が重視されるようになり、終身雇用があたりまえではなくなってきています。そういった背景もあり、資格取得を狙う人も幅広い層となっています。
1.独立開業につながる
50代になると、今まで会社に勤務するなかで培った多くの知識や経験を活かして、自分で起業したいと考える人もいるでしょう。独立開業する際、資格を取得しておくことで身に付いている知識やスキルの証明となります。
2.転職がしやすい
50代での転職は難しい印象がありますが、資格を所持していることで、転職に有利に働きます。
企業は、資格や経験のない若手社員よりも、資格や経験を備えた即戦力となる人材を求める傾向が強くなっています。
3.キャリアアップになる
難しい資格を取得することで、現在の職場でのキャリアアップに繋がります。
また、資格手当のある資格であれば、収入アップにも繋がります。
50代からの資格の選び方
1.受験資格をチェック
資格によっては、受験資格に年齢制限や実務経験を有するものもあります。資格選びの際は、まずは受験資格を注意しましょう。
2.経験を生かせるもの
50代の大きな強みは、就労によって培った経験です。資格を選ぶ際は、自分の経験を充分に活かせるものを選ぶようにしましょう。
3.需要があるもの
せっかく資格を取得しても、仕事に活かせないのでは、せっかくの努力が報われません。
デジタル化や機械化が進むなかで、今後の需要があると予想される資格を選ぶようにしましょう。
50代からの取得におすすめの資格
・測量士・測量士補
建物の建築などに際して土地を計測する「測量士」「測量士補」は、ともに人気の国家資格です。
建築には欠かせない資格で、建築士や土地家屋調査士などの資格と強い結びつきがあり、経験を活かしたステップアップを狙うことができます。
・行政書士
行政書士は、官公庁に提出する許認可申請やビジネス書類、外国人雇用関係の書類などの作成業務を担っています。中小企業を支援する専門家として活躍することができ、資格取得によって社内でのキャリアアップや独立に優位となるでしょう。
50代から資格勉強をするメリットと、50代からの資格の選び方について紹介いたしました。
実務経験を備えた50代で資格を取得することで、その後のキャリアを大きな効果を得ることができます。
気になる資格があれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
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