学生だった面影が消え去り、30代・40代・50代ともなると、資格勉強をするにも「記憶力に自信がない」といった悩みを抱える人も多いでしょう。
ここでは、30代・40代・50代で資格勉強に挑戦しようと考える人に向け、大人だからこそ資格取得に向いている理由と、記憶力の低下をカバーする勉強方法についてご紹介していきたいと思います。
大人だからこそ資格勉強に向いている理由
時間管理スキルがある
社会経験が豊富にある30代・40代・50代なら、資格勉強を効率的に行うのに必要な「時間管理スキル」が若い頃に比べて身に付いてきたという方も多いでしょう。
資格試験に間に合うように勉強のスケジュールをたてることができ、急な残業など周りに振り回される機会も少なくなる30代・40代・50代は、実は資格勉強へ挑戦しやすい年代だと言えます。
人生経験や職務経験が資格勉強に生きる
30代・40代・50代になれば、それまでの人生経験や職務経験によって身に付いた知識が、そのまま資格勉強に役立つケースもあります。学生や社会人になりたての若者に比べて、備えてる知識量が多いため資格勉強も効率的に進められるでしょう。
30代・40代・50代になってから挑戦する資格は、資格取得によってキャリアアップや独立への道に繋がるケースが比較的多いのも特徴です。
資格取得によって得られるものを具体的にイメージしやすいため、リアリティを持って資格勉強に取り組めるのも事実です。
記憶力低下をカバーする勉強法
慣れないことで脳を活性化させる
記憶力の低下をカバーするためには、まずは普段使わない脳を活性化させることを意識しましょう。
些細なことでいいので、毎日行っているルーティン以外のことに敢えて取り組んでみることで、普段使わない脳が活性化されていきます。
たとえば、「利き手と反対の手で食事をしてみる」「メール主体の連絡を電話主体に変えてみる」「会話に英語を取り入れてみる」などです。思いつく事をやってみましょう。
勉強時間を小分けにする
脳が勉強に慣れていないと、長時間集中して勉強することが難しいものです。
1~2時間など時間単位ではなく、10~20分など分単位で勉強時間を小分けに設定し、休憩をこまめに入れるのがおすすめです。
短時間の勉強を繰り返すなかで、合間に身体を動かしたり深呼吸をしたりして脳に酸素を送り込むことを意識するとよいでしょう。疲れやすい脳でも、小分けにして脳に負担をかけないことで集中力が続き、効率よく資格勉強に取り組めるようになるでしょう。
記憶力に自信がないなどと感じる30代・40代・50代の方、大人の資格挑戦のメリットを信じて、是非、資格勉強に挑戦してみてください。
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