司法書士や行政書士といった資格取得のための学習では、法令についての知識を数多く得る必要があります。
しかし、法令や法改正についてどのように調べたらいいか分からないという方もいるかもしれません。
法令は、インターネットで検索したり、データベースを閲覧したりとさまざまな方法で調べることができます。
今回は、資格学習に役立つ、法令や法改正の調べ方についてご紹介いたします。
目次
法令の調べ方1:インターネット検索をする
現在有効な法令を調べるのなら、インターネット上のデータを見るのが最もお手軽です。
日本法令索引というサイトでは、法令の制定や改廃経過などの情報を検索できます。
法令名、発令機関、分類、法令番号などで検索すれば、探している情報が見つかりやすくなります。
法令の調べ方2:各省庁のホームページを見る
法律の変更を確認するために各省庁のホームページを見るという方法もあります。
学習範囲や事業内容に合わせて厚生労働省、経済産業省といった省庁のホームページにアクセスし、法令が記載されたサイトをこまめにチェックしておきましょう。
法令の調べ方3:e-Gov法令検索を使用する
各府省の法令のデータベースを見られる「e-Gov法令検索」もぜひ利用してみましょう。
e-Gov法令検索は電子政府の総合窓口にあるサイトで、旧名称を「法令データ提供システム」といいます。
このサイトでは、法令の中でも憲法、法律、政令、勅令、府令、省令、規則について検索でき便利です。
法令データや法令に関する用語を五十音別、事項別に検索できるので、知りたい情報をダイレクトに検索できますよ。
法令の調べ方4:官報をチェックする
独立行政法人国際印刷局による「インターネット版官報」も活用できます。
官報は明治16年から紙媒体で政府情報を公表していますが、現在ではインターネットで閲覧が可能となっています。
法律や政令の官報情報が閲覧できるので、法改正についてチェックするのに最適です。
法令の調べ方5:紙媒体の資料から調べる
現行の法令や過去の法令は、紙媒体の資料から調べることができます。
現行法令ならば、各種法令集を参照し、五十音索引などで法令名を探すとよいでしょう。
法令集には、六法全書や現行実務六法、実務大六法などがあります。特定の分野の法令を調べたいときには、国立国会図書館オンラインを使って資料を探すとよいでしょう。
ほかに、官報で法令の公布について参照する方法や、官報の法令部分を月単位で編集した法令全書をチェックする方法もあります。
廃止となった法令は、日本法令索引や現行日本法規といった資料から調べましょう。
ご紹介したように、日本の法令について確認するための方法はいくつもあります。
法令は頻繁に改正され、ときには廃止されたり新法が作られたりするため、こまめにチェックしておくことが大切です。
自分に合った方法で法令を調べ、学習や仕事に役立てていきましょう。
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