「朝型だから早起きして勉強する」とか、「朝は起きられないけど夜の勉強がはかどる」など、朝型か夜型かによって、生活のリズムが異なります。いっぽうで、試験にむけて朝型に切り替えたいと試みる方も多いようです。
そこで、朝型か夜型かはどのような要因で決まるのか、そして、朝型と夜型の特徴について、今回は詳しく見ていきたいと思います。
朝型か夜型かは何で決まる?
朝型か夜型かは、遺伝子で決まっているという事をご存知でしょうか。アメリカの遺伝学者シーモア・ベンザーの研究によって、人間は朝型か夜型かにを決める遺伝子を持っていることがわかりました。人は、生まれた時から朝型か夜型か決まっていると言っても、遺伝子が朝型か夜型かを全て決めているわけではありません。
半分は、光を浴びる時間や量などの生活環境や、年齢によって変化したりするといいます。また、夜勤などの勤務時間や、海外渡航の時差など、合わせざるを得ない生活環境によって、朝型か夜型かも変化していきます。
勉強は朝方の方がはかどると言う説もありますが、夜型の生活を長く続けてきた遺伝子夜型の人が、無理に朝型に切り替えようとしても、なかなか勉強効率の向上までには結びつかないかもしれません。
朝型に適した勉強の時間帯とスタイル
朝型の人は、早い起床時間とともに体温の上昇も早い時間に上昇させることができるため、午前中の生産性が高いという特徴があります。やるべきこと早めに片づけてしまうために、効率よく物事を行ったり、時間の管理も得意な傾向があります。
いっぽうで、朝からのテンションを夜遅くまで持続させることはできず、夜になると急激に体内温度が下がり、すぐに寝付くことができます。
朝型の人は、脳のゴールデンタイムとなる起床後3時間のうちに、苦手な科目や、ボリュームのある課題に取り組みましょう。
夜型に適した勉強の時間帯とスタイル
夜型の人は、夕方から脳が冴えだし夜9時頃から勉強スイッチが入ります。寝る時間にこだわりがなく、夜遅くでも長時間の集中力が続きます。深夜になっても体力が持ち、寝つきもよくないので、翌日の起床時間に融通がきくならば、夜通しでの勉強も苦にならない人も多いようです。
学生なら、その日に習ったことを夜しっかりと復習できるという利点があります。
朝型か夜型かが決まる要因と、それぞれの特徴について紹介いたしました。
朝型か夜型かは、半分は遺伝子で決まっています。本来の自分はどっちなのかを意識しながら、自分に合う勉強時間のサイクルを見つけることで、勉強効率アップに繋げられるといいですね。
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