長期に渡って資格勉強を続けていると、誰もが「中だるみ」の時期を感じるのではないでしょうか。
勉強を開始したばかりのモチベーションを最後まで継続して維持することは、実はとても難しいことで、勉強期間が長く続くにつれて、中だるみも本格化する傾向があります。
そこで今回は、資格勉強中の中だるみはなぜ起こるのか、その原因について解説し、中だるみの解消法についておすすめの方法をご紹介いたします。
効率よく資格勉強を続けられるよう、中だるみへの対策をしっかりと把握しておきましょう。
目次
資格勉強の中だるみの原因は?
「中だるみ」は、努力を継続することに慣れてきたことで、本来の目的を見失ってしまうことで起こる現象ですが、原因としては以下の3つの状況が挙げられます。
1.目的達成までの道筋が長すぎる
目的達成までの道筋が長すぎると、どうしても途中で気力が維持できなくなります。
いくら努力を続けていても、先が見えなくなることで気力を弱くなってしまうと、中だるみが起きてしまいます。
2.緊張感の喪失
勉強しなければならないとわかっていても、緊張がゆるみ自分への甘えが出てくることで、中だるみに陥ります。「今日ぐらい勉強をサボっても大丈夫」という甘えが続いてしまうと、中だるみから抜け出せなくなることもあります。
3.目的を見失う
なぜ資格勉強をしているのか、目的を見失ってしまうと中だるみに繋がります。目的や理由があって資格勉強を始めたはずが、途中から勉強することが目的のようになってしまうと、資格取得の目標が達成も遠のいてしまいます。
資格勉強の中だるみ解消法
資格勉強は無理のない量・方法で
資格勉強のスケジュールは、無理のない量や方法になっていますでしょうか。
資格勉強を開始時のやる気に満ちた頃には、実現可能だと感じたスケジュールも、長期間で考えると無理のある量や方法であることが多いものです。
自分にとって大きなストレスとならない時間帯で、重荷になりすぎずにこなせる量を心がけましょう。
気分転換を取り入れる
モチベーションが下がった時は、勉強場所を変えたりお気に入りのお茶を淹れたりするなど、気分転換を取り入れましょう。
すぐに達成できる目標を設けて、それが終わった時の美味しいご褒美を用意するのもよいでしょう。
資格取得後の自分をイメージする
目標を見失いがちな場合は、改めて資格取得後の自分をイメージします。
資格を取得したらどのような自分になることができるのか、なりたい自分像を含めて具体的にイメージをふくらませてみましょう。
資格勉強の進捗を実感できる工夫を
すべての単元が終わっていなくても、単元ごとの小テストを取り入れるなどして、今まで行った勉強の成果を確かめてみましょう。合格ラインまでの達成状況のチェックを都度行うことで、中だるみを防ぐことができます。
資格試験の長期的な勉強は、どうしてもやる気に波が出やすく、中だるみに陥る人も少なくありません。
中だるみが起きるのは仕方がありませんが、中だるみ気味だなと感じた時に早めに自分なりに対処することが大切です。
その時の自分に合った中だるみ解消法で、資格勉強もモチベーションを維持するようにしましょう。
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