資格勉強をしようと思いながら、つい先延ばしにしてしまうという人は少なくありません。そろそろ始めなければ、と思いながら重い腰が上がらないまま時が過ぎ、その結果、時間が足りなくなり結果に結びつかない、というのは避けたいものです。
そこで今回は、資格勉強を先延ばしにしてしまう原因と対策について、紹介していきたいと思います。
目次
資格勉強を先延ばしてしまう原因
資格取得のメリットの把握不足
先延ばしをする傾向がある人は、資格を取得した際に自分が得られるメリットを充分に把握していないことが多いようです。日々、行うことは資格勉強のほかにも多々ありますが、資格取得によって得られるメリットを明確に把握できれば、やるべきことの中での優先順位が自然と上がるため、資格勉強を優先的に行えるようになります。
勉強を行う条件ハードルを上げ過ぎる
まとまった時間が取れないとか、静かな環境がないと勉強できないなど、勉強を開始する条件ハードルを上げ過ぎていませんか?勉強をするためにある一定の条件が整わないと始められないという思い込みによって先延ばしになっているケースは多いものです。
資格勉強は、仕事をしながら行う方も多いので、ちょっとした隙間時間にコツコツと行うことも大切です。
脳に慢性的疲れがある
脳にストレスが溜まり、慢性的な疲れがあると物事を深く考えられず、目の前のことばかりに気をとられて本当にやるべきことを見失ってしまいがちです。
ちょっとメールチェックのつもりでスマートフォンを見て、目に留まったWEBニュースやSNSに見入ってしまうことはないでしょうか。スマートフォンから脳が得る情報量はきわめて膨大なため、脳が処理するための負担は大きく、疲労につながってしまいます。また、物が多く散らかった部屋も脳のストレスとなります。
資格勉強の先延ばしを防ぐ対策
目的を明確にする
まずは資格取得の目的を明確にしましょう。資格取得によって自分にどのようなメリットが得られるのかをしっかりとイメージし、資格取得自体を目標とするのではなく、「資格取得の暁にステップアップした自分」を目標とすることで、モチベーションが上がることでしょう。
勉強開始の条件ハードルを下げる
1日5分でも10分でもいいので、まずは始めることが大切です。
勉強を始める前に済ませてしまいたいと思う事がある場合は、その事が終わらないと始められないと考えるのではなく、1回勉強したら次の日は他の事をすると決めるなどし、とにかく始めるようにしましょう。
また、最初から完璧に覚えようと気負わず、まずはザっとテキスト全体に目を通すことも大切です。資格勉強の中でも、自分にとって得意と感じる部分と苦手と感じる部分とがあるものです。いきなり難しい単元からではなく、取りかかりやすい箇所から始めるのも良いでしょう。
最初は5割程度を覚えることを目標にテキストに目を通し、2周目以降の復習で徐々に正答率を挙げていくようにします。
気が散る要素は取り去る
スマートフォンや雑然とした机は、勉強モードを阻害してしまいがちです。
資格勉強の時間は、スマートフォンは視界に入らない場所へしまい、机の上や手の届く範囲に物を置かないようにしましょう。
資格勉強を先延ばしにしてしまう原因と対策について紹介いたしました。
なかなか始められない資格勉強を開始させるには、資格取得後の自分を明確にイメージし、短時間でもいいので、自分が取りかかりやすい単元から始めることが大切です。
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