資格勉強を続けていると、苦手に感じる分野が出てくることもありますよね。そこで今回は、苦手分野を克服する勉強方法をご紹介します。苦手分野を伸ばして、資格試験の合格率を上げましょう。
目次
苦手分野を克服できる勉強方法とは?
苦手分野を克服できる勉強方法について、5つのポイントをご紹介します。
勉強だけに集中できる環境をつくる
まず意識したいのが、「勉強だけに集中できる環境」をつくることです。
散らかった部屋や周りの雑音が気になる場所は、勉強への意欲が削がれがち。苦手分野の勉強であれば、なおさらやる気が出なくなります。
手元にスマホや漫画などの気が散るものを置かないようにしたり、机の上を片付けたりして集中しやすい環境を整えましょう。
まず「単語」や「計算式」を徹底的に覚える
苦手分野と感じる原因のひとつに「書いてある内容がなかなか頭に入らない」というものがあります。これを克服するには、単語や計算式を徹底的に暗記しましょう。確認せずとも思い出せるようになれば、文章が頭に入りやすくなったり、計算問題がすらすらと解けたりして苦手意識も薄れていきます。
苦手分野だけをまとめた「まとめノート」を作る
苦手分野の勉強方法としては、苦手な部分だけをまとめた「まとめノート」をつくるのもおすすめです。
その際には、「苦手でなかなか覚えられないこと」を何も見ずに、思い出しながら書いていくのがおすすめ。これは「ブレインダンプ」という勉強方法で、思い出して書くことで頭の中の情報が整理され、忘れにくくなるのです。
また、思い出しながら書くことで「覚えてない情報」が明確になり、「これから覚えるべきこと」がはっきりする効果もあります。
「苦手になってしまった部分」に戻って学び直しをする
苦手意識を持ったまま勉強を進めても、記憶に残りにくく効率が悪いままです。苦手分野と感じる原因には「どこかつまずいてしまった部分」があることも多いので、どこから苦手と感じたのかを振り返ってみましょう。
原因となる「苦手」を突き止めたら、さかのぼって学び直しをします。基礎から少しずつ苦手を克服していけば、その分野は苦手ではなく「普通」になるかもしれません。
短時間でも勉強を続け、成功体験を積む
苦手分野を克服するには、達成感や自己肯定感を育てることも大切。その第一歩として、短時間でも勉強を続けてみましょう。
「苦手分野だけど毎日勉強を頑張っている」という自信が身に付けば、「できなかったこと」が「できたこと」という成功体験として心に刻まれます。成功体験を積み重ねれば、苦手意識も次第に薄れていきます。
苦手分野と得意分野の勉強、どちらを優先すべき?
苦手分野を克服する勉強方法についてお伝えしてきましたが、「得意分野を伸ばした方がいいのでは?」と考える方もいらっしゃるでしょう。実際のところ、どちらがよいのでしょうか?
結論から言えば、「苦手分野」にウエイトを多くするほうが、資格試験の合格率は上がります。
苦手分野はいわば“伸びしろ”が大きい分野でもあり、克服できれば大きく点数を伸ばせる可能性があります。特に、出題数の多い分野・科目であれば、克服しない理由はありません。
得意分野はそれだけで勉強が楽しく感じる「ボーナスタイム」のようなもの。勉強の取り掛かりは得意分野の学習に充て、気分が乗ってきたころに苦手分野へじっくりと取り組む……という風に、上手くバランスを取りながら勉強を進めましょう。
勉強方法を工夫して苦手分野を伸ばそう!
苦手分野の資格勉強を進めるには、「やる気が出る方法」を知っておくことが大切。また、継続できる勉強方法を取り入れることも重要です。
得意分野はもちろん、苦手分野を伸ばすことができれば、資格試験の合格率も上がります。勉強方法を工夫しつつ、コツコツと取り組んでいきましょう。
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