勉強法

資格勉強の効率アップ! 「事前テスト」のやり方とは?


資格勉強の効率アップ! 「事前テスト」のやり方とは?

資格勉強では幅広い知識を身に着ける必要があるため、「勉強の効率を上げたい」という方も多いはず。そのような方は、勉強前に「事前テスト」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
ここでは資格勉強の効率を上げる「事前テスト」について、メリットや具体的なやり方をご紹介します。

 

資格勉強前に「全体の概要」を掴むと頭に入りやすい!

どの勉強にも同じことが言えますが、「まったく知らない内容の勉強を始める」のと「聞いたことがあることを勉強する」のでは、どちらが興味を持ちやすく、理解しやすいでしょうか? これは言うまでもなく後者だといえます。
知らないことについて勉強していると、「わからない」「つまらない」と感じる人も多いもの。しかし、あらかじめ概要を知っておけば、関心や親しみを持って勉強を始められるのです。
 
その方法のひとつに、勉強前の「事前テスト」をするというものがあります。しかし事前テストとは、いったいどのようなものなのでしょうか。

勉強の効率を上げる「事前テスト」とは?

事前テストとは「事前知識のない状態でテストをおこなう」という学習法です。こう聞くと「知らないなら何も答えられないのでは?」と感じますが、実はワシントン大学教授の研究において「事前テストが学習、および長期的な記憶の保持に効果的」という結果が実証されているのです。
 
事前テストでは、知識がないまま問題の答えを予測し、解答をします。こうすることで脳が活発に働き、本勉強の際に知識が定着しやすくなります。その結果、勉強に興味を持ちやすくなったり、効率よく勉強が進められたりといったメリットが得られるのです。
 
また、事前テストで問題の難易度をざっくりと把握しておくことで、勉強をどう進めるか、どこに時間を割けばよいのかを考えやすくなります。つまり、事前テストはメリットだらけの勉強方法というわけです。

事前テストのやり方

事前テストをするには、まず問題集を用意します。問題集の問題を解いたら、すぐに解答を確認しましょう。このとき、正解していなくても構いません。大切なのは自分の頭の中で考え、推測をすることです。初めは一問一答形式で、問題を解く→解答を見る、というサイクルでも大丈夫です。慣れてきたら、3問ずつ、5問ずつなど進めやすいペースで事前テストをおこなうとよいでしょう。
 
人の脳は、間違えたことを修正し、正しい知識を覚えようとする性質があります。特に負けず嫌いな人ほど、「わからないのが悔しいから、正解を知りたい」と感じるものです。
 
事前テストは新しく資格勉強を始める際や、新たな範囲の勉強を始める際におすすめです。短い時間で効率的に正しい知識を身に着けていけるので、忙しい人や最短で資格試験の合格を目指している人はぜひ試してみてください。

事前テストを活用して、資格勉強をスムーズに進めよう


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資格の勉強では覚えなければいけない知識がたくさんあります。事前テストを活用すると、脳に適度な負荷がかかり、「正しい知識を覚えたい」という意識が働きます。従来の「テキストで一通り学んでから過去問を解きまくる」という勉強方法も決して悪いものではありません。ただ、より短い時間で効率よく勉強を勧めたい人は、事前テストを試してみることをおすすめします。
 
事前テストでは間違ってしまっても大丈夫です。むしろ間違ったほうが正しい答えを覚えやすいともいえます。大切なのは「自分で答えを考えること」です。
効率よく学習を進めたい方は、ぜひ「事前テスト」を日々の勉強に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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