ビジネスのアイデア出しなどでよく見かける「マインドマップ」。このマインドマップを資格勉強に活用すると、効率良く知識を覚えられます。本記事では資格勉強にマインドマップを活用する方法や、その効果について解説します。
目次
マインドマップとは? 資格勉強への活用方法を紹介!
マインドマップとは、1つのテーマに対し「枝分かれした曲線」でキーワードをつないでいくノート術です。
マインドマップはもともとイギリスの教育コンサルタントであるトニー・ブザン氏が生み出した方法で、文字だけではなく絵や色を使って作成していきます。近年ではビジネスの場で広く利用されているほか、勉強にも活用されています。
マインドマップの特徴
マインドマップの特徴は、なんといっても「パッと見ただけで全体像が分かること」。
関連するキーワードをつなげていくことで、物事に対する全体像やつながりが一目で理解できるのです。
また、絵を入れることで脳が刺激され、内容が記憶として脳に定着します。
つまりマインドマップは、「関連付けにより体系立てた知識」を「視覚で理解できる」優秀な学習法なのです。
マインドマップを資格勉強に活用する方法は?
マインドマップを資格勉強に利用する手順は以下のとおりです。
紙と筆記用具があればすぐに始められるので、やってみましょう。
【手順】
1.A4の紙(ノートでも可)を横向きに置く
2.黒いペンでメインテーマを真ん中に書く
3.メインテーマから曲線をいくつか伸ばし、関連するキーワード(ブランチ)を書く
4.キーワードから曲線を枝分かれさせ、関連するサブキーワード(サブブランチ)を書く
5.キーワードごとにイラストを描く
6.カテゴリごとにカラーマーカーなどで色分けする
最初から情報が整理しきれていない場合は、先にキーワードだけを書き、後から曲線で繋げていくのがおすすめですよ。
マインドマップを作り終えたら、真ん中からどんどん枝分かれしていくような図が出来上がっているはずです。
イラストを入れてカラーペンでカテゴリごとに色分けすることで、後から見返したときに関連性がわかりやすくなります。また、絵や色を使うと、内容が記憶に残りやすい効果も。
モノトーンよりもカラーで作成することを心掛けましょう。
資格勉強にマインドマップを使う効果とは?
マインドマップを使って資格勉強をすると、すばらしい効果が得られます。
【マインドマップ勉強法の効果】
・右脳が刺激され、学んだ知識を覚えやすくなる
・知識や単語を体系立てて覚えられる
・知識の関連付けがしやすくなる
・楽しく資格勉強ができる
・見直しがしやすい
物事を考えたり文字を解読したりする際は「左脳」がつかわれます。一方、図を描くときは感覚を司る「右脳」が働きます。マインドマップを作ると両方の脳が刺激され、記憶力がアップし、学習した内容を覚えやすくなるのです。
また、1つの知識に対しどんどん関連の知識を書いていくマインドマップ勉強法は、知識・単語を体系立てて覚えたいときに役立ちます。それぞれの言葉の関係性もパッと見て理解しやすいので、関連付けて覚えたい内容を学ぶのにもぴったりです。
そのほかマインドマップには、感覚的に楽しく資格勉強ができて、見直しがしやすい効果も。いつもの勉強方法にプラスすることで、勉強のモチベーション維持にもつながりそうです。
体系的な知識が身に付く! 資格勉強にマインドマップを活用しよう
資格勉強にマインドマップを取り入れると、知識に対し別の知識を紐づけて覚えやすくなります。体系的な知識を身につけたいときに利用すれば、効率よく学習ができるのは大きなメリットです。また覚えるべき内容を視覚的に表現するため、記憶に残りやすいのも魅力だといえるでしょう。
これから資格勉強をされる方は「ノートに文章を書いて覚える」だけでなく、マインドマップも併用してみてはいかがでしょうか。
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