資格試験に向けて日々勉強に励んでいる方は多いですよね。しかし中には、「試験本番までに勉強が間に合わない!」と焦ってしまう方も少なくありません。仮に勉強が間に合わなさそうでも、資格試験を受けた方がいいのでしょうか?
ここでは勉強が間に合わないと感じたときの対処法や、間に合わないと思っていても資格試験を受けるメリットについてご紹介します。
目次
資格試験の勉強が間に合わないときの対処法は?
資格試験によっては出題範囲が幅広く、長時間の勉強が必要なものも少なくありません。仕事や家事などで勉強に使える時間が限られている場合は、余計に焦りを感じがちですよね。
学習が追い付かず「もう試験に間に合わない!」と思った方は、次の対処法を試してみましょう。
重要度の高い問題に絞って勉強する
勉強が間に合わないと感じた場合は、まず最低限必要な範囲を身につけることを意識しましょう。
合格ラインの点数が毎年変化するような資格の場合、基礎をきちんと答えていればギリギリで合格できる可能性もゼロではないからです。
“重要度の高い問題”とは、具体的には問題集の「基礎問題」「頻出問題」などの部分です。このような問題は試験本番でもよく出題されるので、確実に答えられるようにしておくといいでしょう。
模試を受ける
焦りを感じたときには、資格スクールなどで受けられる模試にチャレンジしてみるのもおすすめです。
模試は本番と同じ形式でテストを受けられるため、本番に近い雰囲気・出題傾向を掴むことができます。
この模試の結果や経験をもとに学習計画を見直せば、本番までに勉強が間に合う可能性も出てくるでしょう。
諦めて次の試験を狙う
「本番までにあまりにも日がない」という場合は、受験を一旦諦めて学びなおすのも1つの方法かもしれません。年1回の資格の場合はまた来年になってしまいますが、1年の間に複数回試験がある資格であれば、次のチャンスもすぐに巡ってくるでしょう。
ただし、この方法は「本試験の雰囲気を知ることができない」というデメリットがあります。また、受験料を支払っていた場合は払い戻しもないので、金銭面でも損です。後述しますが、すでに申し込みをしているのであれば、ぜひ試験を受けることをおすすめします。
勉強が間に合わなくても資格試験は受けたほうがいい?
「申し込みをしたけれど勉強が間に合わない」という場合、試験を受けるか、受けないかで迷う方も多いでしょう。結論から言うと、勉強が間に合わなくても資格試験はぜひ受けるべきです。
「勉強をたっぷりしていても、資格試験では緊張して思い通りの実力が出せない」という方は多いものです。資格試験に一度参加しておけば、本番の雰囲気を体験することができます。また、本番で出題される問題の傾向や答え方なども把握できるので、勉強内容の見直しにも役立つでしょう。
仮に落ちてしまったとしても、周りのライバルたちを目の当たりにしたり悔しさを感じたりすれば、勉強に対するモチベーションがアップします。結果に関わらず、ぜひ受験してみることをおすすめします。
資格試験で得るものは多い! 諦めずに勉強を続けよう
資格試験までに勉強が間に合わないと思うと、どうしても焦ってしまうものです。かといって受験を諦めるのはもったいないといえます。本番でしか分からないことを体験できるのは大きなメリットですし、仮に残念な結果だったとしても経験を次につなげられるからです。
「試験までに勉強が間に合わない」と感じた方は、まず落ち着いて今の状況を整理しましょう。それから今回ご紹介した対処法を試しつつ、ぜひ本試験にチャレンジしてみることをおすすめします。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。