念願の司法書士試験に合格したら、次は司法書士として活躍するための就職先を探すことになります。
資格取得後の司法書士はどのような方法で就職先を探せば良いのでしょうか?
就職してから「こんなはずではなかった」と後悔することのないよう、自分に合った就職先を見つけたいものですね。
今回は、司法書士資格を持つ人の就職先の選び方や気をつけたいポイントについて紹介します。
司法書士会の求人を見て就職先を探す
司法書士の資格を持つ人が就職先を探す方法はいくつかありますが、まずは司法書士会の求人を見てみると良いでしょう。
登記に強い事務所や裁判に強い事務所、幅広い業務を行なっている事務所など、司法書士事務所にもさまざまなタイプが存在します。
求人を出しているのは良い条件で働ける事務所ばかりではなく、中にはあまり良い環境とはいえない事務所もあるのが現状なので注意したいもの。
求人だけでは職場環境はなかなか判断できないため、面接時に不明点を尋ねるなどして確かめることが大切です。事務所の雰囲気や待遇面についてよくチェックし、長く働ける職場を選びたいですね。
就職先に司法書士法人を選ぶ人もいると思います。
司法書士法人は規模が大きい傾向にあり、金融機関や不動産といった大口の顧客を相手にしていることも多いもの。
そのため、やりがいをもって仕事ができる可能性も高いといえます。
エージェント会社に登録して就職先を探す
司法書士が就職先を選ぶ方法の1つとして、士業を紹介してくれるエージェント会社に登録するという方法が挙げられます。
エージェント会社は条件面だけでなく、職場の雰囲気や代表司法書士がどんな方なのかという点についても詳しく教えてくれることでしょう。
職場のイメージがつかめるので、ミスマッチを避けて自分に合った司法書士事務所を探しやすいというのが、エージェントを通すメリットといえます。
また、非公開の求人を斡旋してくれたり、司法書士向けのセミナーを案内してくれたりするエージェント会社もあるので、上手に活用してみましょう。
就職先を選ぶときのポイントとは
司法書士資格を取ったからといって、必ずしも司法書士事務所に就職しなければならないということはありません。
民間の企業や法人など選択肢は幅広いので、将来を見越して最適な就職先を選んでみましょう。
司法書士資格を所持していれば将来の道は大きく広がるもの。司法書士資格取得者の中には、一般企業で社会人経験を積んでから司法書士事務所への転職を考えているという人もいます。
民間企業であっても、司法書士としての知識を生かせる場面は多々あるものです。
将来司法書士として活躍していく上で必要なコミュニケーション能力は、別業種での経験からも十分に身につけることができます。
司法書士が就職先を選ぶときには「将来どのような司法書士として活躍していきたいのか」という点を明確にしておくことが肝心です。
視野を広く持つことを忘れず、自分に合った就職先を冷静に見極めましょう。
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