資格の予備校などでは資格試験の模試を受けられますが、過去問だけでなく資格試験の模試も受けた方がいいのでしょうか?
この記事では、資格試験の模試を検討される方に向けて、模試のメリットについて解説いたします。
模試の上手な活用方法についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
資格試験の模試のメリット
資格試験の模試には、実は思いのほか多くのメリットがあります。
1.結果から学習の進捗状況が把握できる
資格試験の模試では、本試験を想定した問題が出題されるため、模試の結果によってその時点の合格の可能性をある程度把握することができます。
また、分野ごとの理解度を把握することにも役立つため、その後の最適な学習計画の練り直しに役立ちます。
2.本番の練習になる
資格試験は年に1回のみという資格も少なくありません。本番に緊張して思わぬミスをしてしまわないよう、本番さながらの模試で慣れておくことがとても意味のあることです。本番の時間配分の感覚をつかむこともできるようになるでしょう。
3.勉強のモチベーションアップに役立つ
長期にわたる資格勉強では、どうしても中だるみが起きやすいものです。途中でうまく模試を取り入れることで勉強の進捗を把握できるため、気を引き締めて勉強を継続させるためのツールとして活用するこができます。
4.過去問にはない新しい問題に出会える
過去問を繰り返し解き、過去問についてはマスターできても理解度に不安がある場合、新しい問題を解いて理解度を上げたいと考える方も多いものです。模試で新しい問題に出会えるため、模試自体が有意義な学習機会となるでしょう。
資格試験の模試の活用方法
模試をタイミングよく取り入れることで、資格勉強を効果よく進めていくことができるようになります。
具体的には、学習の進み具合に合わせて模試を3回受けるのがおすすめです。
1度目のタイミング:テキストを一通りさらっと読み終わったタイミング
わりと早めのタイミングで一度目の模試を受けて、現在の勉強のペースで合格まで行きつくことができるかどうかを把握しておくことで、その後の勉強の取り組みへの本気度を大きく上げることに役立ちます。
試験本番までの期間に余裕がある時期なら、結果が悪くてもあせらず自分のベースで学習スケジュールの見直しもすることができるでしょう。
2度目のタイミング:過去問を2回解き終わったタイミング
過去問を2回解き、出題範囲全体をおおむね把握できた段階で2回目の模試を受けることで、自分がどの分野が弱いのかをしっかりと把握し、その後の学習の重点課題を見極めることができます。
3度目のタイミング:試験の1ヶ月くらい前
試験1ヵ月前の模試はできるだけ試験会場で受けるようにし、本番さながらの状況で模試を受けるのがおすすめです。本試験の予行練習として時間のペース配分を考えながら問題を解きましょう。
資格試験の模試は、自分の勉強の進み具合など受けるタイミングを考慮して取り入れることで、本試験合格に向けて大いに活用できるものです。
勉強スケジュールの中に、ぜひ組み込んでみてください。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。