長時間勉強をしていると肩がこる、という方は多いのではないでしょうか? 肩こりを放置すると首のこりや頭痛などを引き起こし、勉強に集中しにくくなってしまいます。
そこで今回は、勉強中の肩こりの原因や、肩こりの解消法をご紹介します。
目次
肩こりの原因って?
肩回りは「僧帽筋」「三角筋」などの筋肉と「鎖骨」「肩甲骨」などの骨、肩関節によって形成されています。
勉強などで同じ姿勢の状態が続いたり、疲れ・ストレスが溜まったりすると、肩の筋肉がギュッと縮こまって血管が圧迫されます。血流が悪くなると本来流れていくはずだった老廃物や疲労物質が溜まり、「肩こり」を起こすのです。
イヤな肩こりの解消法
肩こりを解消するには、肩回りの筋肉をほぐしたり、血流を良くしたりすることが大きなカギとなります。
肩こりを解消してスッキリするには、以下の方法を試してみましょう。
肩回りのストレッチ、マッサージ
肩回りの血流が悪くなっているときはストレッチが効果的です。
勉強の合間や、「肩がこっているな」と感じたときにおこなってみましょう。
・両手を肩に置き、ひじで大きく円を描くようにしながら回す(肩甲骨まわりの血流改善)
・両手を組んで手のひらが上になるように頭の上へ押し上げる(肩全体のストレッチ)
・肩をギュッとすくめて持ち上げ、5秒キープしたあと肩を落とす(首・肩の筋肉をほぐす運動)
・脇の下と背面の筋肉を手でもみほぐす(肩関節まわりの血流改善)
・床に正座をして両腕を上に伸ばし、そのまま前方に体を倒す(背面・脇下のストレッチ)
また、体の血行を良くする普段からジョギング、ウォーキング、水泳などの「全身運動」をすることも効果的です。肩こり予防のためにも、普段から体を動かす習慣をつけておくといいですね。
ゆっくり湯船に浸かる
慢性的な肩こりでお困りの方は、入浴時湯船にゆっくり浸かって体を温めるのもおすすめです。血流がよくなって肩こりを和らげてくれるうえ、リラックス効果もあります。
ゆっくり入浴する時間がない場合は、温めて使うホットパックや蒸しタオル、カイロなどで患部を温めるのも効果的です。カイロを使う場合は、低温やけど予防のために必ず服の上から当てるようにしましょう。
低周波治療器をあてる
肩こり解消には低周波治療器を使うのも効果的です。低周波治療器とは、体へごく弱い電流を流し、筋肉のこりをほぐすアイテムです。マッサージをしても肩こりが起きやすい……という方は、こういったアイテムを活用してみるのもよいでしょう。
ビタミンB群、ビタミンEをとる
肩こりにはビタミンB1、B6、B12などの「ビタミンB群」をとることも効果的です。特にビタミンB1は、摂取した糖質をエネルギーに変換し、筋肉・神経へと供給するために必要な栄養素です。
また、肩こりの原因である血行不良改善には「ビタミンE」をとるとよいでしょう。ビタミンEは毛細血管を拡張し、血流を改善してくれる効果があるのです。
ビタミンB1・B6は豚肉やまぐろ、かつおなどの赤身魚に、B12はアサリやサバなどの魚介類に多く含まれています。ビタミンEは植物油やナッツ類、緑黄色野菜に多く含まれています。
食事に上手く取り入れてみるか、サプリメントでの摂取を心掛けてみましょう。
肩こりは勉強の敵! 対策をして解消しよう
勉強中は同じ姿勢のまま長時間過ごすため、どうしても肩こりに悩まされがちです。肩が凝ってきたなと感じたら、ひどくなる前にストレッチなどで解消するようにしましょう。
また、もともと猫背になりやすい方は運動をして肩回りの筋肉を鍛えると、姿勢が改善されて肩こりが起こりにくくなります。「すぐ肩がこる」という方は、筋肉量や姿勢の見直しも検討してみてください。
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