測量士補資格は、測量に従事するために必要となる国家資格です。
測量士補試験の難易度やメリット、学習方法などを紹介します。
測量士補試験の難易度は?
測量士補試験は、試験時間3時間で出題数28問のうち、18問正解すれば合格となります。
例年合格率が3割前後になるという難易度で、初学者にも比較的挑戦しやすい資格です。
測量の専門的な知識だけでなく、計算力も問われる試験になります。
四則演算や比の計算が主に出題されるので、中学高校の数学の学力がある程度ついていれば、さほど苦労することもない試験なのです。
測量士補試験に合格するメリットは、測量の現場で仕事ができるということ。
さらに、同じ測量関係の資格である土地家屋調査士試験のうち、午前科目が免除になるというメリットもあります。
測量士補試験の勉強方法は?
測量士補試験に出題される問題は、測量に関する考え方を問われる問題や計算力を問われる問題がメインになります。
まずは、分かりやすい過去問集か問題集を1冊選び、じっくりと取り組みましょう。
間違えた問題を繰り返し解くなど、1冊に3か月程度かけて学習すれば充分に合格するだけの学力をつけることができるでしょう。
分野としては、三角測量、多角測量、水準測量、地形測量、写真測量、地図編集、応用測量などに大別されます。
隔年や数年おきに出題される問題や、新傾向の問題もあるので要注意。
広い範囲から出題されるため、どの分野に対しても充分に学習をして理解度を深めておく必要があります。
合格につながるテキスト選びのコツは?
何冊ものテキストをやみくもに購入するよりは、これだと思える分かりやすい1冊に絞って学習するのが効率的です。
大手通信講座のテキストは、過去問の出題傾向を徹底的に分析して作成されているもの。
試験に必要な知識を過不足なく身に付けるために有効です。
もちろん、色分けや図解が多く分かりやすいというのも、テキストを選ぶ上で重要な要素です。
過去問は、できれば10年分見ておくようにすれば、どのような問題にも対応することができ安心ですね。
測量士補試験に合格するためには、1日1~2時間程度の学習時間を、3~4か月程度確保すると良いでしょう。過去問にしっかりと取り組めば合格できる試験なので、合格目指して効率的に学習を進めていきましょう。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。