測量士の資格取得試験は、合格率が10%程度と難易度が高いことでも知られています。
資格を勝ち取るため、勉強に多くの時間を注ぐことができればよいのですが、測量士の資格取得を目指している方は、働きながら測量士を目指している方も多くいるでしょう。
そこで今回は、働きながら測量士の資格勉強を行う方に向けて、効率的な勉強方法をご紹介していきたいと思います。
受験資格や、合格のために必要となる勉強時間、勉強の進め方のコツなどを解説いたしますので、ぜひチェックしてみてください。
測量士試験の受験資格は?
測量士試験には受験資格の制限はありません。
年齢や性別、学歴による制限がないほか、実務経験の有無についても問われず、誰でも受験することができます。
また、測量士は必ずしも試験に合格していなくても、養成施設への即業という方法もあります。
測量士資格取得に必要な時間
測量士の資格取得に必要な勉強時間は、300時間以上だと言われています。
測量士試験に合格するには、過去問をすべて理解できるレベルの理解力が求められ、一般的に300時間ほどの勉強量を確保することによって、過去問をすべて理解できるだけの知識習得と過去問への取り組みができると言われています。
測量士の試験は、例年5月の第3日曜日に実施されるため、それまでに300時間の勉強時間を確保できるように、試験勉強を開始するようにしましょう。
たとえば、平日は1時間、土日祝日は4時間の勉強時間を確保できるのであれば、5ヶ月前程度から始める計算となります。
測量士資格の効率的な勉強法
測量士資格取得を狙うなら、できるだけ効率的な学習方法を意識したいものです。
合格するには過去問の学習が必要不可欠であることは言うまでもありませんが、やみくもに多くの過去問を解けばいいというわけでもありません。
特に、法改正に関する問題、そして新しい測量技術に関する問題は、過去問には含まれておらず新たに出題される問題であることから、それらの情報に関してはしっかりとアンテナを張り、対策を取ることが求められます。
また、知識を表面的に習得するだけでなく、いかに測量の実際の作業をイメージしながら吸収していけるかどうかも重要となります。過去問の解答解説をよく読み、解答力も身に着けていくようにしましょう。
難易度の高い測量士資格の効率的な勉強法についてご紹介しました。
測量士資格に向けて効率的に勉強するには、新しく改訂された解説のわかりやすい優れた参考書選びが重要となります。
自身の努力はもちろん重要となりますが、それだけではなく、学ぶ順番やカリキュラムの良し悪しについても目を向けるようにしましょう。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。