測量士・測量士補とのダブルライセンスに向いている資格は？

測量士や測量士補のなかには、キャリアアップや収入アップ、独立開業に向けて、他の資格とダブルライセンスを取得する方も多くいます。
測量士は、建設業界において様々な職種の人と関わる機会が多いため、測量以外でも幅広い業務に興味を持ちやすいという特徴もあります。
そこで今回は、測量士や測量士補との相性が良く、ダブルライセンスに向いている資格を紹介します。

 

測量士・測量士補とのダブルライセンスに向いている資格

土地家屋調査士

土地家屋調査士の主な業務内容は、不動産の表示に関する登記です。
登記を行う際に、土地や家屋に関する調査と測量を行いますが、測量作業を行うという点で、業務の内容が似通った部分も多くあります。
測量士が公共測量を行うのに対し、土地家屋調査士では企業や個人の土地や建物の登記を受注して業務の幅を広げることができます。また、測量の経験があれば、土地家屋調査士の資格を取得した際に、業務にスムーズに携わりやすいのもメリットです。
 
また、測量士や測量士補を取得していれば、土地家屋調査士試験の午前の部の試験を免除することが可能となっているため、資格勉強の面からもダブルライセンスに土地家屋調査士はおすすめだといえます。

宅地建物取引士（宅建士）

宅地建物取引士は、不動産取引に関する人気の国家資格です。不動産取引の際に必要となる「重要事項説明」に関して独占業務があることから安定した需要があり、資格を持っていると資格手当が付くというメリットもあります。
測量士の業務とは、直接的な関連性はありませんが、不動産関連の業務を行うなかで、より広い知識を有することができます。

簿記

簿記3級では、仕訳の基本や財務情報の見方などの会計知識を扱います。そのため、独立して開業したいと考える方にとって、ビジネスに必要となる会計の知識を習得することができるでしょう。

測量士・測量士補のダブルライセンスに適した資格を紹介いたしました。
次のステップへと考えるのであれば、土地家屋調査士が最もおすすめです。独立開業を目指すのであれば、測量士や測量士補の資格を取得してから、土地家屋調査士資格を取得し、その後に開業されるという方が多くいます。
 
また、他の資格でもダブルライセンス取得によって、得られるメリットはさまざまあります。測量のどんな分野でより活躍していきたいかなども踏まえ、検討されてみてはいかがでしょうか。