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【最新】測量士試験の「足切り」とは? 合格するには午前で何割得点を取るべきか


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測量士試験の受験には、特別な受験資格が不要なため誰でも挑戦することができる一方で、合格率は12%前後と難易度が高いことでも知られています。

また、測量士試験に挑戦するなら知っておきたいことの一つに「足切り」というものの存在があります。
測量士試験には「足切り」があり、足切りラインが令和6年度から改定されています。

この記事では、測量士試験についてよく知りたいという人に向けて、測量士試験の「足切り」に注目してご紹介したいと思います。また、併せて効果的な学習方法についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

測量試験の足切りとは?

測量士試験は午前・午後の2部制となっており、午前の試験で一定の点数に満たない場合は午後の試験を受けることができません。

午前の試験は多肢択一のマークシート方式です。
1問当たり25点で全28問、700点満点で構成される出題のうち、450点の足切りが設けられているため18問以上正解しなければ、午後の試験を受けることができません。正答率は65%以上です。
以前は、足切りラインは400点でしたが、令和6年試験より足切りラインが引き上げられたので注意が必要です。
※測量に関する技術は多様化しているため、測量士には一層の幅広い知識や技術力が求められることかた、足切りラインが引き上げられました。

午後の試験は記述式です。
必須問題1題(300点)と、選択問題2題(各200点)で700点満点となっています。
選択問題は、「基準点測量」「地形・写真測量」「地図編集」「応用測量」の4題の中から2題を選びます。

午前試験と午後試験の合計点が910点以上の者が晴れて合格となります。
※合格基準910点以上は、従来から変更ありません。

測量試験の合格へのポイント

測量士試験を合格した人の点数を分析すると、合格者の多くは午前試験の点数が高い傾向があることがわかっています。つまり、測量士試験の合格には、午前試験で高得点を取ることができるかどうか、が大きなポイントとなっています。

というのも、午前の試験では過去問からの出題が多く、過去問を押さえておくことで点数を伸ばしやすい傾向があるのに対し、午後試験の選択科目では過去問にないような問題からの出題が多いからです。
合格を狙うなら、まずは午前の試験で8割以上を獲得できるように勉強を進めていきましょう。

また、午後の試験でも「必須問題」に関して「選択科目」と比較して過去問からの出題率が高くなっています。そのため、午後の試験対策においても、必須問題の過去問制覇がポイントとなってくるでしょう。


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測量士試験の合格ポイントは、午前試験で8割以上の正解を狙うことです。
大切なのは、計画的な学習で過去問を継続して取り組むこと、効果的に勉強を進めるなら予備校や通信講座の活用もおすすめです。
コツコツと取り組んで、合格を勝ち取りましょう。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。