資格勉強の効率は、空腹時と満腹時とで異なるのはご存じでしょうか?
満腹時は眠くなりやすいため効率が落ち、空腹時についてもイライラして集中力が落ちそうだと思われる方も多いかと思います。
この記事では、実際のところ満腹と空腹とで勉強の効率にどのような影響が出るのかについて解説いたします。
資格勉強を効率的に行うためには、適した状態についてチェックしておきましょう。
資格勉強は空腹時がはかどる?
ある研究結果によると、満腹時や腹八分目の時よりも空腹時の方が勉強の効率が良いということが明らかにされています。
これは、空腹時に分泌される「グレリン」と呼ばれるホルモンが関係しており、グレリンには集中力や記憶力を高める働きがあると言われています。グレリンの働きによって成長ホルモンの分泌を促し、それによって交感神経が活性化されたり脳細胞の成長を促したりするためです。
空腹を感じることで集中力や記憶力がアップするなら、資格勉強を始めるのは空腹時がおすすめだと言えるでしょう。
満腹時の勉強は非効率?
次に、満腹時の勉強効率について見ていきましょう。
食後にお腹が満たされると、血液は食べたものの消化活動のために内臓に送りこまれ、脳の血流が悪くなります。これによって、眠くなるため集中力は低下してしまいがちです。
特に、満腹になるまでお腹を満たしてしまうと血糖値が急激に上がり、急激に上がった血糖値を下げるために脳に必要な血糖まで不足してしまうといいます。
長時間の資格勉強の時はどうする?
空腹時に資格勉強を始めるのが良いと言っても、長時間空腹のまま勉強を続けるのは無理があるでしょう。
小腹が空いたなと感じる程度の時に勉強を始め、ある程度勉強を進めた後で、休憩時間に少し空腹を紛らわす程度に軽めの間食を摂るようにしましょう。
その際は、炭水化物はなるべく控えるのが賢明です。なぜなら、炭水化物は体内の血糖値を急上昇させてしまうからです。勉強の合間に口に入れるものは、タンパク質など炭水化物以外のものを選ぶのがおすすめです。
すぐに空腹になるように量を加減して摂取するようにしましょう。
勉強中の間食についてはこちらの記事もご参照ください。
https://www.thg.co.jp/douyo/study/study_snack/
資格勉強を効率的に行うためには、多少の空腹を感じる程度をキープするのが良いことがわかりました。
資格勉強を始める際の参考にしてみてください。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験