「勉強したはずなのに思い出せない!」というご経験はありませんか?
もともと、人間の脳は忘れるようにできているため、学習で得た知識を記憶に定着させるためには工夫が必要です。
資格勉強では出題範囲が広く知識の習得に多くの時間を要するため、いかに効率的に覚えられるかが合格への鍵となります。
そこで今回は、知識を効率的に定着させるためのおすすめの勉強法を4つご紹介いたします。ご自分に合うテクニックを見つけてみましょう。
記憶に定着する資格勉強テクニックとは?
アクティブリコール
・アクティブリコールについての詳細はこちら https://www.thg.co.jp/douyo/study/active-recalls/
アクティブリコールとは、「自分で問題を作って繰り返しテストをする」という勉強法で、効率的に記憶を定着させられる勉強法として知られています。
繰り返しテストをする行動は、「記憶から情報を探し出し、思い出す」というプロセスを伴うため、記憶を強化し覚えたことを忘れにくくする効果があります。そのため、ただテキストを読んで記憶するという学習と比較して、記憶をしっかりと脳に定着させることができるようになります。
分散学習
・分散学習についての詳細はこちら https://www.thg.co.jp/douyo/study/distribution-learning/
分散学習とは「いったん記憶したことを、忘れかけてきたタイミングで反復して学ぶ」という勉強法です。
「短期記憶」と「長期記憶」という言葉を耳にした事がある方も多いでしょう。
暗記などで得た知識は、一旦は頭の中に短期記憶としてとどまってくれますが、大半は24時間程度で忘れてしまうことがわかっています。しかし、忘れてしまう前に復習をおこなうことで忘れにくくなるため、分散学習では、1日後、7日後、16日後という具合に、期間を空けて繰り返し復習を行って記憶を定着させていきます。
マインドマップ
・マインドマップについての詳細はこちら https://www.thg.co.jp/douyo/shikaku/qualifications-study-mindup/
マインドマップとは、1つのテーマに対して「枝分かれした曲線」でキーワードをつないでいくノート術です。
1つの知識に対して、関連する知識を次々に記していくマインドマップは、知識や単語を体系立てて覚えたいときに適しています。パッと見ただけで、そのテーマの全体像や関連性を視覚的に理解することができるため、ビジネスの場で広く利用されている手法ですが、資格勉強においても記憶の定着への効果が期待できます。
ピラミッド学習法
ピラミッド学習とは、学習を基礎から応用へと段階的に行う勉強法です。まずは基礎的な知識を習得し、徐々に新しい情報を追加することで、既存の知識を効率的に定着させることができます。
基礎的知識をしっかりと定着させることで、複雑な応用の知識も習得しやすくなるため、より高いステップへと進むことができるピラミッド学習法は、特に言語関係の資格勉強におすすめです。
知識を効率的に定着させるための科学的な勉強法をご紹介しました。
学習で得た知識を効率的に定着させられるよう、試してみてはいかがでしょうか。
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