勉強法

資格勉強成功のカギは体内時計!? クロノタイプ別勉強法を知ろう!


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人には、早起きが得意なタイプと苦手なタイプとがいますが、どちらのタイプかによって勉強をするのに適した時間帯が異なるのはご存じでしょうか。
体内時計の性質(「クロノタイプ」)は、遺伝子によって生まれながらに決まっているため、自分がどのタイプなのかを把握しておくことは大切です。

そこで今回は、クロノタイプの概要について解説し、各タイプに最適な勉強計画の立て方のコツをご紹介していきたいと思います。

クロノタイプとは?

クロノタイプとは、マイケル・ブレウス博士というアメリカの睡眠専門医が提唱したもので、睡眠による生活スタイルのタイプを意味します。
人には、1日の活動の中でもパフォーマンスを発揮できる時間帯には個人差があるとして、クロノタイプでは最もパフォーマンスが高まる時間帯別に4つのタイプに分類しています。

重要なのは、本来あるべき姿の生活スタイルは、この生まれながら備わっているクロノタイプに合わせていくべきだと考えられていることです。つまり、効率のよい勉強を行うためには、自分のクロノタイプを知りそれに合わせた勉強計画を立てるのが良いのです。

自分のクロノタイプの把握の仕方は、ネットで「クロノタイプ診断」を検索し、診断サイトにおける簡単な質問に答えるだけで行うことができます。(参考サイト:https://i-voce.jp/feed/2501643/

タイプ別! 最適な勉強計画の立て方

・ライオン型(朝型)
日の出と共に早朝に目が覚め、朝からパフォーマンスが発揮できる「ライオン型」は、全人口の15~20%を占めると言われています。
勉強計画のコツとしては、頭を使う集中力が必要な勉強は朝9時ごろまでに済ませるのがおすすめ。カフェインを摂るならその後の9時~10時ごろに摂取し、お昼ごろには身体を動かすリフレッシュタイムをとりたいものです。午後、特に夕方以降の勉強は、英単語の暗記などといった暗記ものがおすすめです。
夜は22時~23時までには就寝するとよいでしょう。

・クマ型(昼型)
最もパフォーマンスが高まるのが昼という「クマ型」は、全人口の半数を占める最も多いタイプです。
クマ型の人は、朝7時頃に起きることで朝から昼にかけて十分なパフォーマンスを出すことができます。その後、昼頃に20~30分の昼寝をすることで、午後のパフォーマンスも維持できるでしょう。

・オオカミ型(夕型)
15~18時といった夕方に最もパフォーマンスを発揮できるオオカミ型は、全人口の15~20%を占めています。このタイプは、午前中に暗記物やノートのまとめといった比較的頭を使わずにできる勉強を行い、夕方前後に集中力が必要な勉強を行うのがおすすめです。

・イルカ型(夜型)
20~21時といった遅い時間になってからパフォーマンスが上がるイルカ型は、全人口の10%と最も少ないタイプです。このタイプは就寝時間が遅くなりがちで、別名「不眠型」とも呼ばれており、睡眠時間が短くても活動ができるため、20時以降に集中して勉強を行い、3時ごろに寝て朝9時頃に起きるのが適していると考えられています。


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クロノタイプについてご紹介しました。
ご自身のタイプを知り、パフォーマンスの上がる時間帯に勉強を取り入れることを考えてみられるとよいでしょう。

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