資格勉強の方法には、独学と通信講座、予備校の3つがあります。この3つのうち、どれを選んだら良いのか迷われる方が多いようですが、それぞれにメリット・デメリットが存在し、どれが合うかは人によって異なります。
今回は、独学、通信講座、予備校の3つの違いについて、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスに重点を置いて比較していきたいと思います。
それぞれに向いている人についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
独学、通信講座、予備校の違いを比較
コストパフォーマンスを比較
予備校に通うにはまとまった費用が必要となり、大手の充実した予備校であれば10万単位での予算が必要です。また、予備校に通うための交通費も必要となります。
それに対して独学なら、テキストと問題集の費用だけで済ませることができ、また、通信講座においても、予備校よりは金銭的な負担が軽く、自宅で受けることができるため交通費も不要です。もともとタブレットやインターネット環境が整っているのであれば、予備校よりもコスパの良さを感じられるでしょう。
しかしこれはあくまでも、独学の場合でも1度で合格できると仮定した場合での比較です。
コストがかからないからと独学を選んでも、なかなか合格できず受験を繰り返すのであれば、予備校を選んで一発合格することで直ちに収入アップに繋げられる方が、コストパフォーマンスに優れているという見方もあるでしょう。
タイムパフォーマンスを比較
独学や通信講座は、勉強時間を自分で設定できることから、タイムパフォーマンスにおいても優れています。
予備校の場合、予備校が近くにない場合は通学に時間がかかりますが、独学や通信講座は場所に縛られず通学時間も不要です。
一方で予備校は、不明点をその場で講師に質問することができ即解決が可能です。また、優れたカリキュラムや教材・副教材があらかじめ用意されているので、あれこれ迷って選ぶのに時間がかかることなく勉強をスタートさせられます。また、自習スペースでは集中して短時間で勉強を進められるかもしれません。
また、通信講座は独学同様の時間的自由度がありながら、予備校に準じたカリキュラムや教材・副教材が用意されています。不明点についてはタイムログが発生するケースもありますが、フォロー体制が整っているため安心です。
それぞれの向き不向きもチェック!
・予備校が向いている人
短期間で必ず合格したい人なら予備校がおすすめです。
現在の職場で活かせる資格なら、資格に挑戦することを職場で公にすることで通学もしやすくなるでしょう。
また、不明点を質問しやすい環境がいいと思われる方や、自分では勉強スケジュールの策定やテキストや問題集を選べないという方も予備校がおすすめです。
・独学が向いている人
資格取得の猶予期間が長くマイペースで資格勉強をしたいという方なら、独学がおすすめです。
自己管理に自信がある人、不明点を自分で調べられる人も独学に向いているでしょう。
・通信講座が向いている人
勤務時間にムラがあり決まった時間に予備校に通学できないが独学は自信がない、という人には通信講座がおすすめです。自宅でも不明点を教えてもらえ、決められたカリキュラムをしっかりとこなすことで、合格へと繋げられるでしょう。
コラムの運営会社

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験