勉強法

「タイムプレッシャー」で勉強の効率を高めよう!


column20200408_01

「タイムプレッシャー」は、“資格勉強の効率をアップさせる”として近年注目されている勉強法です。
ここでは、タイムプレッシャーとはどのような概念かご紹介するとともに、勉強への取り入れ方についても解説します。なかなか勉強をする気が起きない方や、集中力が続かない! という方はぜひ参考にしてみてください。

 

「タイムプレッシャー」ってどのようなもの?

人は時間に余裕があるときほどやる気が起こりにくく、ついダラダラしてしまいがちなもの。しかし締め切りが迫って追いつめられると、普段以上の集中力を発揮できることがあります。
この現象は「焦り」によって脳に負荷がかかり、脳の働きが活性化したことでパフォーマンスが向上しているからなのです。

とはいえ、試験前日だけ集中して勉強したとしても、結果にはなかなか反映されにくいでしょう。勉強の効率を高めて結果につなげるには、普段から「土壇場の集中力」を出せるよう工夫すべきです。
この工夫こそが、今回ご紹介する「タイムプレッシャー」という勉強法です。勉強するときに一定の時間制限を設けることで、勉強の効率ややる気をアップさせることができますよ。

タイムプレッシャーを資格勉強に取り入れるポイント

タイムプレッシャーを勉強に取り入れる際には、以下のポイントを押さえて実行してみましょう。

スマホは通知オフor電源を切る

着信音や振動、ランプの点滅などのスマホの通知は、集中力を途切れさせる原因となってしまいます。スマホの通知は切るか、電源をオフにしてしまいましょう。
スマホのタイマー機能を使用する場合は、スマホを布で覆うなどして、視界に置かないようにするのがベターです。

タイマーを使う

タイムプレッシャーを実行する際は、必ずタイマーを用意しましょう。
勉強を始める前に勉強範囲と制限時間を決めたら、スタートと同時にタイマーボタンを押します。あとは設定した時間内に終わるように問題を解いていき、終わったら止めましょう。

タイマーの時間内で勉強や問題が終わったとき、脳は「成功」や「達成感」を感じ、ドーパミンという物質を分泌します。このドーパミンは快楽を生み出すことでも有名なものであり、分泌されると人は「成功した!」「やった!」と大きな喜びを感じるのです。

脳は“ドーパミンによる快感が得られる行動”をふたたび繰り返そうとするため「また勉強がしたい」という欲求を抱くようになります。その結果、勉強への意欲=やる気の向上につながっていくのです。

目標時間は少し短く設定する

人間の脳は、困難な課題を乗り越えたときほど大量のドーパミンが分泌されます。
そのため、勉強を始める際は予想される所要時間よりも「少し短めの時間」にタイマーをセットするとよいでしょう。目標達成を繰り返すことでやる気がアップするうえ、集中力も身についていきますよ。

時間切れになったら延長してOK

もしタイマーが時間切れになってしまったら、もちろん時間を延長してOKです。延長する場合も、時間内で終わらせられるように頑張りましょう。

時間で区切って効率アップ! 勉強の効果を高めよう



時間に追われながら勉強に取り組むタイムプレッシャーは、モチベーションの維持にも効果があります。さらに「制限時間内に終わらせることができた」という”成功体験”を繰り返すことで、自然とやる気が出るようになりますよ。
「ダラダラしてしまって勉強が進まない……」という方は、タイムプレッシャーを一度試してみてくださいね。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験測量士・測量士補試験司法書士試験行政書士試験公務員試験