社会人が資格取得を目指すということは、仕事をしながらの勉強になるので効率良く進める必要があります。しかし、働きながら資格取得を目指すことは、なかなか自分の計画通りに勉強が進まない場合も多々あると思います。
計画通りに学習がはかどらない場面が続いてくると、資格を取得したいという気持ち自体が揺らいできて学習自体が挫折してしまう危険も。ここでは、社会人が挫折をせずに資格取得を目指すためのポイントを紹介します。
社会人の資格取得のポイント その1:スキマ時間を有効活用
社会人の資格取得で何が大変なのかといえば「時間の確保」ではないでしょうか。社会人となると残業で帰宅が遅くなったり、付き合いの飲み会に参加せざるを得なくなったりすることがあります。このようなことが重なってくると、どんなに意志が固い方でも「今日は帰宅が遅かったから、明日、今日の分も合わせて勉強しよう」と学習を先送りしてしまう可能性も。気が付けばせっかく買った過去問題集にほこりが被っていた……という事態になってしまいます。
この事態を避ける一番有効的な方法が“スキマ時間の利用”。例えば「毎日通勤時間やお昼休みの時間のうち、5分は資格取得の勉強時間に充てる」と決めて学習を進めましょう。
社会人の資格取得のポイント その2:頑張る自分にごほうびを
社会人とはいえ、ただひたすら頑張るだけで資格取得を目指すのは非常に厳しいと思います。「飴と鞭」ではないですが「今日の学習内容は難しいから、この単元をクリアしたら自分へのごほうびに少し贅沢なデザートを食べよう」と頑張った自分にごほうびをあげましょう。
“頑張った自分へのごほうび”とは、日々の小さな目標をクリアするための手段にほかなりません。小さな目標の達成の積み重ねが、最終的には大きな目標(資格取得)の達成につながります。また、資格取得後の自分を想定してそれに関するグッズを買います。その資格に因んだグッズを自宅の学習室の常に見えるところに掲げて、自分を奮起させるという方法もモチベーションを保つ良い方法といえるでしょう。
社会人の資格取得のポイント その3:周囲に宣言しよう!
皆さんは目標を口にして自分を追い込んで目標を達成したという経験はありませんか。例えば友人に「夏までに絶対3キロ痩せる!」と具体的な目標を宣言。言った以上は痩せないと恥ずかしいから努力をして、その結果本当に痩せることができたという流れです。この手法は営業が目標数値を社員の前で発表して自分を鼓舞させるなど、いろいろなところで使われています。実はこの目標を言って自分を追い込む方法は、資格取得の場面でも使えます! 例えば「資格取得」を家族や同僚に自分を追い込む意味も込めて、“宣言”します。すると本人的には落ちると恥ずかしいので勉強をしますし、周りも「資格の勉強をしているから」と気遣ってくれて、資格取得に近づけるというわけです。
社会人の資格取得のための学習継続は、困難だとよく言われます。しかし、ほんの少しの簡単な方法で、勉強を継続することが可能になります。資格取得の秘訣は「資格取得という大きな目標をクリアするために、日々の小さな目標の達成を積み重ねる」ことに他なりません。また、日々の小さな目標をクリアするためには「飴と鞭」方式が最適。それと周囲に資格取得を宣言して、良い意味で自分を追い込んでください。これで資格取得の勉強対策は万全です!
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