勉強法

先に解答を見てから学ぶのもあり? 効率の良い勉強法


先に解答を見てから学ぶのもあり? 効率の良い勉強法

毎日時間をかけて勉強しているのになかなか成果が出なかったり、モチベーションが上がらず勉強が続かなかったり、そんな悩みを抱えていませんか?
このような悩みを抱えている方は「テキストを読む→問題を解く→解答を確認する」というような順序で勉強を進めているのではないでしょうか。
大半の人はそうだと思います。
今回はそんな勉強の常識を覆す方法をご紹介します。
それは、先に解答を見る方法。たったこれだけで、勉強の効率がグンと上がるのです。

 
 

勉強が続かないのには理由がある?

「1日に10問、毎日問題を解くようにしよう」と、目標を定めてもなかなか続かなかったりしますよね。
勉強を上手く習慣にできないのには以下のような理由があります。

・勉強が苦手
・やる気が出ない
・時間がない

勉強が苦手だと、問題を解こうとしても解答が思い浮かばず、時間だけが過ぎていくことがあります。
これでは考えている時間が無駄になってしまいますし、どんどん勉強をするのが億劫になってしまいますね。
やる気が出ずになかなか勉強に取りかかれない人も多いと思います。
まずは勉強に対する苦手意識、勉強は面倒なもの、という意識を変えなければなりません。

「時間がなくて勉強ができない」という人は、勉強は時間をかけてやるものだ、と思っているのかもしれませんね。
しかし、勉強が苦手でも、モチベーションが上がらなくても、時間がなくても、少し発想を変えて、勉強する順序を変えるだけで勉強が続くようになるのです。

問題を解く前に「解答」を見る勉強法とは

発売1週間で1万部の増刷となった『ずるい暗記術』という本があります。
偏差値30から難関だと言われている司法試験に一発合格した、著者の佐藤大和さんが編み出した、少し変わった勉強法をご紹介します。
一般的な勉強法は、「テキストを読む→問題を解く→解答を確認する」だと思いますが、佐藤大和さんは「解答を見る→問題を見る→テキストを読む」が正しいというのです。
問題を解こうとして最初にぶつかる壁が「できない」という挫折感。できないとやらなくなってしまいますよね。

ところが、問題集には考えても解けなかった「解答」が解説と共にきちんと明記されています。そこで、先に「解答」を暗記してしまおうというのです。
先に解答を見ているので「わからない」ということがなくなり、さらに解答を暗記するだけでいいとなると、勉強に対するハードルがグンと下がります。
繰り返し暗記をするうちに、どの問題が試験に出やすいのかがわかってくるため、そこだけ勉強すればよく、大変効率がいいです。
これが「勉強が苦手でも、モチベーションが上がらなくても、時間がなくても」できる勉強法です。

先に解答を見るメリットは?


先に解答を見るメリットは?

一番のメリットは、先ほど説明したように、勉強が苦手な人や、なかなかやる気が起きない人、時間がない人でも、勉強を習慣化しやすいということです。
「毎日決められた時間机に向かう」という勉強法ではなく、通勤・通学の移動時間やちょっとした隙間時間にも手軽に取り組めるため、続けやすいです。
続けられるということはそれだけ繰り返し勉強できるということ。最初からすべてを完璧に理解するのは難しいものです。
継続して勉強することで自然とわかってくることも大きなメリットです。
また、テキストを先に読んだ場合、いざ問題に向かってみると思っていたところと全然ちがう箇所が問題になっている、ということがありますね。
しかし、先に解答を暗記している場合は、そんなこともなく時間のロスも減ります。

たくさんメリットのある、「先に解答を見る」勉強法。
必ずしもこれがいいというわけではありませんが、一度試してみるのもいいかもしれせんね。
試験勉強の効率がグッと上がるかもしれませんよ。

コラムの運営会社

東京法経学院

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