勉強していて「なかなか集中できない!」「内容が頭に入ってこない……」というのはよくあることです。
そんなときは勉強前に脳のウォーミングアップをしてみましょう。ウォーミングアップをすると、脳が活性化して集中力が増し、勉強効率のアップも期待できますよ。
今回は、勉強前におこなう「脳のウォーミングアップ法」をご紹介します。
勉強前にする「脳のウォーミングアップ」とは?
「さあ勉強するぞ!」と意気込んだはいいものの、集中力が続かない……という方におすすめなのが、「勉強前のウォーミングアップ」です。
その方法は、かんたんな計算問題を解いたり、音読をしたりするだけ。
計算や音読には脳の前頭前野や頭頂葉などさまざまな部分を活性化させ、処理能力を向上させる効果があります。いわば運動前の準備体操のようなもので、集中力や思考力といったパフォーマンスを上げることで、勉強効率がアップするというわけです。
脳のウォーミングアップ方法は?
脳のウォーミングアップとして勉強前に計算をする際は、「かんたんな足し算・引き算を、速くおこなうこと」がもっとも効果的だといわれています。
「カレンダーの日曜の日付を上から順に足していき、反対に下から順に引き算していく」「レシートの購入金額を足していく」など、どんな計算でもかまいません。足し算や引き算をしていくうちに脳の働きが活発になってきます。
また、音読をする際も「速く読むこと」を意識するとよいでしょう。
音読の題材は勉強に使うテキストがおすすめです。ウォーミングアップとともに、教材の内容が頭に入りやすくなるので一石二鳥ですよ。
これらのウォーミングアップを5~10分ほどおこなったうえで勉強に取り掛かれば、集中力や記憶力が上がったことを実感できるはず。ぜひ試してみてくださいね。
脳のウォーミングアップには“ルーティン化”も効果的!
勉強直前におこなうウォーミングアップのほかには「生活そのものをルーティン化し、勉強に集中できる環境を作る」という方法も有効です。
普段の生活では大小さまざまな「決断」をおこなっています。一説によると、人が1日に決断する回数は、なんと1万回以上にものぼるそうです。決断による疲労はどんどん蓄積していき、脳の大きな負担になります。こうなると集中力・記憶力などの“本来のパフォーマンス”が発揮できなくなってしまうのです。
こうした“決断による脳の疲労”を防ぐには着るものや食べるもの、行動などをルーティン化してしまうとよいでしょう。日常にあふれている決断そのものの回数を減らせば、脳の負担が減少し、脳の働きが勉強に集中しやすくなる効果が期待できます。
生活や行動をルーティン化するには、毎日おこなっていることを紙に書き出し、「ルーティン化できる項目」を見つけてみましょう。一度ルーティン化してしまえば、「選ぶ」「決断する」といった時間の短縮にもなるので、一石二鳥です。
脳のウォーミングアップで勉強効率を上げよう
スポーツ選手は練習前や試合前のウォーミングアップを欠かしません。それはケガを防ぐとともに、本番で最高のパフォーマンスをするためです。これは勉強においても同じことがいえます。
脳のウォーミングアップは、脳にエンジンをかけるような役割を果たします。脳の働きそのものを活性化させることで、より勉強内容が頭に入りやすくなり、効率アップが叶うのです。
勉強前や普段の生活で“脳のウォーミングアップ”をおこない、効率よく勉強を進めましょう!
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