暗記系はやみくもに勉強しても、なかなか頭に入ってきません。
そういう時は、勉強が効率よく進むアイテムの力を借りましょう。
世の中にはいろいろなアイテムがありますが、疲れた時や小腹が空いたときに食べたくなるチョコレートには脳を活性化させる栄養素がたくさん詰まっています。
さらに、チョコレートには精神安定効果があるので、精神的に追い詰められやすい試験勉強中の人にぴったりの食べ物です。
そこで今回は、勉強に効くチョコレートの活用術についてご紹介します。
チョコレートが脳に効く理由
チョコレートが脳に効く理由は主に3つ。
1つ目は、チョコレートにブドウ糖が多く含まれている点。脳のエネルギー源として必要になるブドウ糖、なかでも菓子類に含まれる精白された糖分は吸収が早30分ほどで脳に届くといわれています。
2つ目は、チョコレートにはビタミンEやナイアシンといったビタミン類や、カルシウム、マグネシウム、亜鉛といったミネラルなどの栄養分がバランスよく含まれている点。
これらの栄養素は脳の活動に不可欠なだけでなく、チョコレートに含まれるカフェインの仲間であるテオブロミンには記憶力や集中力を高めたりやる気を出したりする効果が、ギャバには精神を安定させる効果が期待できます。
3番目には、チョコレート特有の甘い香りには集中力を高める働きがあることが確認されています。
これらのことからチョコレートは、他の食品より脳を活性化させる作用が大きいといえるのです。
脳をフル回転させる勉強中には、うってつけの食べ物となるでしょう。
どんなチョコレートが効果的?
チョコレートには、ミルクチョコレートからカカオの比率が高いビターチョコレート、ナッツやクッキーなどが含まれているものまでさまざまです。
脳のエネルギーであるブドウ糖を補いたいなら、ミルクチョコレートが向いていますが、カロリーが気になる場合は、砂糖は控えめでカカオの含有量が多いビターチョコレートがおすすめ。
ビターチョコレートは、ブドウ糖よりも脳の働きを活性化させるカテキンやポリフェノールを補うといったイメージですね。
他には、精神安定に効果があるギャバを多く含んだチョコレートや、ブドウ糖の含有量を高めたチョコレートもあります。
どのような効果が欲しいのかで、チョコレートを選ぶのも良いでしょう。
食べるタイミングや量
チョコレートの作用は、食後約1時間後にピークを迎え、約2時間後には効果が落ち始めます。
そのことを考えると、勉強の手助けとして使うなら勉強開始前の1時間から15分ほど前に食べるのが効果的。
食べる量は、板チョコなら4分の1から半分程度がおすすめ。
ただ、食べ過ぎると体質によっては気持ち悪くなったり、眠くなってくることがあるので食べ過ぎないように注意しましょう。
チョコレートには勉強を助けてくれる効果だけでなく、チョコレートを食べてから勉強する、というプロセスを繰り返しているうちに気持ちの切り替えができるようになり、集中しやすくなるというメリットも期待できます。
チョコレートを上手に使って、勉強に取り組みましょう。
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