長い間資格の勉強をしていると訪れる“中だるみ”は、勉強の大敵です。どうしてもやる気が出ない、続かないという方は「塗り絵勉強法」を試してみてはいかがでしょうか?
ここでは、京大生や東大生なども実践している「塗り絵勉強法」について、方法や効果も含めて解説します。勉強のやる気を持続したい方は必見です!
目次
「塗り絵勉強法」とはどんな勉強法?
塗り絵勉強法は、勉強の「記録法」の1つ。その方法はシンプルで、「勉強をした時間分だけ、カラーマーカーで線を引いていく」というものです。
塗り絵勉強法をするために必要なもの
塗り絵勉強法に必要な道具は「1マスが大きめの方眼ノート(紙)」「カラーマーカー」です。
カラーマーカーは「練習問題ならピンク、単語の暗記は黄色」というように、勉強内容に合わせて数色用意します。
塗り絵勉強法の手順
勉強をしたあとに、方眼ノートの1マスを「勉強15分」として、左から右にカラーマーカーで塗ります。
そのあと違う種類の勉強をしたら、初めに塗ったところの続きから、別の色のマーカーで勉強時間分マスを塗りつぶします。勉強した日付も、上からボールペンなどで書いておきましょう。
勉強を続けると、ノートがカラフルなレンガの壁のようにどんどん色付いていきますよ。
塗り絵勉強法の効果は?
塗り絵勉強法は手軽に始められるのが魅力。しかし、メリットはそれだけではありません。
次のようなさまざまなメリットもあるのです。
勉強量が可視化できる
塗り絵勉強法では、勉強量を可視化しやすくなります。これは何かのデータをみるときに、数字や文字よりも、グラフのほうが理解しやすいのと同じ理屈です。文字で書くよりも、マスを色で塗りつぶしたもののほうが勉強時間を実感しやすいのです。
勉強に対し達成感を覚えやすい
勉強をたくさんした日や複数の勉強を組み合わせて頑張った日は、ノートもよりカラフルになります。特にたくさん塗れた日は「勉強がかなり前進した!」と達成感も覚えられるでしょう。
マーカーでマスを塗るという行為が勉強の“報酬”代わりになることで、勉強のモチベーション維持や、意欲の向上につながります。
勉強の不足部分を実感しやすい
長く勉強をしていると、ついつい“取り掛かりやすい勉強”や“得意な勉強方法”に偏りがちなもの。教科ごとにマーカーの色を分けて塗っていくことで、「今日は○○の勉強時間が少ない」と一目でわかるため、学習内容の偏りにも気付きやすくなります。
すきま時間を活用するようになる
「1マス15分」ということは、15分勉強すれば1マス塗れるということでもあります。塗り絵勉強法を続けていくとマスを塗るのが快感になっていき、「マスを塗る」という短期的な目標を達成しようとします。
このような原理から、今まで「15分しかないから勉強は無理」と思っていた人でも、塗り絵勉強法を習慣にすると「15分あれば勉強できる」というふうに意識が変わっていくことが多いのです。
モチベーションを楽しく維持! 塗り絵勉強法を試してみよう
塗り絵勉強法を活用すると勉強へのモチベーションを維持しやすくなり、継続して勉強する習慣が楽しく身に付きます。見た目にもカラフルですし、勉強に対して前向きな気持ちにもなれそうですね。
「勉強のやる気がなかなか持続しない……」という方はぜひ一度試してみてください。
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