資格の勉強をしていると急に強烈な眠気が襲ってきた……なんて経験はありませんか?勉強中の眠気は学習の妨げになるため、できることならすっきり目覚めた状態で勉強を進めたいもの。
そこで今回は、つらい勉強中の眠気を解消する対策方法をご紹介します。
目次
そもそも勉強中に眠くなるのはなぜ?
そもそも勉強中に眠くなってしまうのはどうしてなのでしょうか? 眠気が生じるときに考えられる原因は、次のとおりです。
睡眠不足だから
日中や勉強中に眠くなってしまう、集中できない……という人は、慢性的に睡眠不足が続いていませんか? 寝る時間が遅い人はもちろん、睡眠時間が足りていたとしても“眠りの質”がよくなければ、日中に眠気を感じる場合があります。
生体リズムの影響
人間の体には、もともと「生体リズム」という機能が備わっています。これは生命を維持するために、起きてから8時間後と22時間後になると眠気を感じるというもの。仮に朝7時に起きた人なら、午後15時ごろに眠くなりやすいのです。
この生体リズムを意識して「眠気が来ない時間」に勉強の時間を設けるとよいでしょう。
脳が勉強を「退屈」に感じているから
勉強が単調でつまらなく感じたり、難しすぎてわからなかったりするときに眠気を感じたことはありませんか? これは、脳にとって刺激が少なかったり、反対に負荷が大きすぎたりすることで眠くなってしまうのです。
脳のエネルギー「ブドウ糖」の不足
脳はブドウ糖をエネルギー源としていますが、食事を抜いた場合などにエネルギーが不足し、眠気を感じることがあります。間食や夜食のほか、ブドウ糖でできたラムネ、飴などで適度に糖分補給をすることが大切です。
勉強中の眠気を解消する方法とは?
勉強中に眠気が来てつらい……というとき、そのまま寝てしまいたいところですが、試験直前など時間がない場合はそうも言ってはいられませんよね。
勉強中に眠くなってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
勉強する場所を変えてみる
毎日同じ場所で勉強をしていると、どうしても脳への刺激が少なくなり、眠気を感じやすくなります。たとえばいつも書斎で勉強しているのなら、リビングや図書館の自習室、カフェなど場所を変えるだけでも脳に対する良い刺激となってくれます。気分もリフレッシュできるのでおすすめです。
運動や散歩、ストレッチで体を動かす
勉強の合間に筋トレや有酸素運動、散歩、ストレッチなどで体を動かすと、良いリフレッシュになり目が覚めます。さらに体を動かすことで脳も刺激されるため、記憶力アップなどのうれしい効果もあるのです。健康維持のためにもなりますし、一石二鳥の方法だといえるでしょう。
短時間の仮眠(パワーナップ)をする
眠気のピークが来てどうにもならないときは、机に突っ伏して15~30分ほどの短い昼寝をするのがおすすめ。これは「パワーナップ」とも呼ばれる方法で、疲労回復法としても有効です。短いながらも眠気がおさまってスッキリします。
音読をしてみる
眠気が来たら、テキストなどを声に出して読む「音読」もおすすめです。声に出して読むことで目と耳が刺激され、眠気解消につながります。勉強内容が頭に入りやすくなる効果もあるので、ぜひ試してみてください。
眠気は学習の大敵! すっきり目覚めた状態で勉強を進めよう
睡眠には学習した内容(記憶)を定着させる効果があります。睡眠をとることで勉強中に眠気が起こりにくくなる効果もあるため、普段から「寝る前にスマホを触らない」など、質の良い睡眠がとれる工夫をおこなうことが大切です。それに加えて、ご紹介した「勉強中の眠気対策」をおこない、効率よく勉強を進めましょう。
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