試験勉強の一番の敵は「睡魔」です。勉強する気持ちを持っていたとしても、抗えない眠気というものも確かに存在します。しかし試験の追い込み時など、ぐっすり眠るわけにはいかない時もありますよね。
今回は勉強中に襲ってくる睡魔を消す方法をいくつかピックアップしてご紹介します。
睡魔を消す方法①:副交感神経の働きをおさえる
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。
体が活発に動き始める時は交感神経が働きを強め、反対に体がリラックスしている時は副交感神経が優位に働いている状況です。
副交感神経が働きを強めると、体が「休息モード」へと切り替わり、睡魔が襲ってきます。
つまり、副交感神経の働きをおさえることで睡魔を消すことができます。
食事をセーブする
ご飯を食べた後って眠くなりますよね。これは食事をとることで副交感神経が優位に働くのが原因です。
特に満腹になるまで食事をとってしまうと強い眠気に襲われるようになります。睡魔を消すためには食事をおさえたほうが良いでしょう。
しかし、だからといって食べなさすぎるのも逆効果。糖分が不足すると脳にエネルギーが供給されなくなり、睡魔が訪れます。そもそも食事をとらないと自律神経のバランスが崩れて勉強どころではなくなってしまうので、適度な食事は必ずとるようにしてください。
体を冷やす
体が温まる時ほど副交感神経が優位に働き、リラックスモードへと切り替わります。
逆に体を冷やすと交感神経が促されるので、睡魔に襲われた時は体を冷やすと良いでしょう。強い睡魔には冷水で顔を洗ったり、少し薄着になったりなどで対処するのがオススメです。
ただし体を壊してしまっては本末転倒ですので、無理なくおこなうようにしてください。
睡魔を消す方法②:手のツボ押し
手のツボを押すことで一時的に睡魔を抑制することができます。
以下3ヵ所紹介していきます。
1.中衝(ちゅうしょう)
中指の爪の根元に位置します。
真ん中よりも人差し指側にあるツボです。
2.合谷(ごうこく)
親指と人差し指で「く」の字を作ってみましょう。その際に親指と人差し指の付け根が交差する部分で骨の窪んだ場所になります。
3.労宮(ろうきゅう)
手の平のド真ん中に位置します。手をグーにした際、中指と薬指の間くらいの場所になります。
睡魔を消す方法③:耳を引っ張る
耳にも数多くのツボが存在し、体を活性化させるツボも多くあります。耳を引っ張ることで効率良くツボを刺激できるので、一時的な眠気覚ましにはピッタリです。
また、耳を引っ張ることリンパの流れが改善します。リンパの流れが良くなると脳の活性につながり、睡魔をおさえることができます。
耳を引っ張る時は耳たぶ上下左右に引っ張ってあげてください。あまり強く引っ張ると痛みにつながるので、軽めにおこないましょう。
今回紹介したものはあくまで対処療法に過ぎません。本来は規則正しい生活を心がけて睡眠の質を高めることが、勉強の効率をアップさせます。
しかし、忙しい社会人の方ですと、勉強時間を捻出させるために睡眠時間を犠牲にしなければならない時も多いでしょう。目標や夢のために無茶をしなければならない、そんな時は今回紹介した方法を活用してみてください。
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