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勉強法にも向き不向きがある! 「認知特性」に合わせた勉強法


勉強法にも向き不向きがある! 「認知特性」に合わせた勉強法

「いろいろな勉強法を試してみても、いまいち効果が上がらない……」もしかするとそれは、勉強法が自分の「認知特性」に合っていないのかもしれません。
ここでは認知特性とは何かを説明するとともに、特性に合わせた勉強のコツをご紹介します。

 

「認知特性」とはどのようなもの?

認知特性とは、目や耳から入ってきた情報を記憶・理解したり、整理・表現したりする能力のことをいいます。
例えば、1つの単語を覚えるにあたって「見ると覚えられる」「書くと覚えられる」「聴けば覚えられる」という人に分かれるのは、認知特性の違いによるものなのです。
この認知特性に応じた勉強法を見つけると、単語や知識などをより効率的に記憶できるようになります。

認知特性のタイプ別・おすすめの勉強法

認知特性には大きく分けて6タイプがあります。自分に当てはまるタイプを見つけて、効果的な勉強方法を知っておきましょう。

「カメラアイ」タイプ

「一度訪れたことのある場所や人をはっきり覚えている」というカメラアイタイプの方は、平面画像(場面)を切り取って記憶するタイプです。このタイプに効果的な勉強法は、目で見てわかるようにすること。文章で理解したことを定着させるために、絵や図に書き表すと学習効果がアップしますよ。

「三次元映像」タイプ

「家の間取り図を見ただけで空間が想像できる」という方は、時系列や空間をイメージするのが得意。そのため、空間や時間軸を連想する「連想トレーニング」が効果的です。
例えば単語を思い出す際に、単語帳・ノートを開けたときのシーンから「記憶の糸」を辿っていくのです。こうすることでより記憶が定着しやすくなります。

「言語映像」タイプ

文字から映像を鮮明に想像できる方は、文字から想像力を働かせて考えることが得意です。そのため、勉強の際は具体的なイメージを想像することがとても効果的だといえます。
文字に書いたことを頭の中で想像したり、イラストを描いてみたりすると定着しやすくなるでしょう。

「言語抽象」タイプ

名刺の文字だけで初対面の人を覚えるのが得意な方は、文字や文章を整理し、図式化するのも得意なタイプです。そんな言語抽象タイプの方には「コーネル式ノート術」がおすすめです。
これは、ノートに「メモ用」「キーワード用」「全体の要約記入用」の3エリアを設けるというもの。整理しながら記入することで書いた内容が分かりやすくまとまり、見返して復習しやすくなりますよ。

「聴覚言語」タイプ

「教科書を読むより、音読したほうが頭に入りやすい」という方は、聴覚言語タイプです。耳から入った音の情報処理能力に長けているため、音声教材や自分が音読して録音したものを聞く「録音勉強法」が向いています。
スマホやウォークマンなどに音声データを入れておけば、通勤や通学中にも勉強ができて便利ですよ。

「聴覚・音」タイプ

「一度聴いた曲のほとんどをすぐに歌うことができる」という方は、単語や文章などを替え歌にしたり、適当に自作した曲を歌ったりする「替え歌暗記法」がおすすめです。
覚えたいものに音色や音階などの音楽的なイメージを加えることで、脳にインプットされやすくなるでしょう。

認知特性に合わせた勉強法を試してみよう!


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認知特性は人によってさまざまです。まずは自分の認知特性を知るところから始めてみて、自分に合った勉強法を取り入れてみましょう。そうすることで勉強の効率がグンとアップし、より楽しく学べるようになりますよ。

コラムの運営会社

東京法経学院

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