スポーツ分野、またはマンガやゲームなどで「ゾーンに入る」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
ゾーンというのは、集中力が極限まで高まった状態のこと。神経を研ぎ澄ませて目の前にあるもののみに集中するゾーン状態に入れば、ハイレベルなパフォーマンスを発揮することができるのです。
今回は、学習効率を高めるためにゾーン状態に入るための方法をご紹介いたします。
集中力が高まった状態「ゾーン」とは
雑念があったり疲れを感じたりして、なかなか学習に集中できないこともありますよね。イライラや不安などに支配された不安定な状態では集中力も散漫になり、ゾーン状態に入ることができません。リミッターを外して脳を覚醒状態にするゾーン状態に入れば、効率よく学習をすすめることができます。
集中力を極限まで高めるために、気が散るような要因は徹底的に排除するのが効果的。あらかじめほかの用事を片付けたり周囲を整頓したりしておけば、目の前の学習のみに集中することが可能となります。
集中力を極限まで高めよう! ゾーンに入るための方法3つ
1:成功イメージをもつ
まずはマイナスの感情を捨て去り、自身が成功する様子を思い浮かべてみましょう。自分の目標を紙に書き出して唱えるといった方法で前向きな意識をもつのも効果的です。
ポジティブなイメージを繰り返し思い浮かべることによって脳を興奮させ、集中力を高めていきましょう。
2:ルーティンを意識する
ゾーンに入るために、毎日のルーティンを意識するのもおすすめです。
たとえば野球選手がバッティング前にバットを動かしたり、テニスの選手がサーブの前にボールを地面で弾ませたりするのは、ルーティンの一種といえます。学習前に時計を外して机に置いたり、気に入っている音楽を聴いてから机に向かったりと、毎日のルーティンを作ってみましょう。たったこれだけのことでも、脳内にルーティンが刷り込まれやすくなり、ゾーンにも入りやすくなります。
3:呼吸法をおこなう
ゾーン状態に入るために、呼吸法をマスターするのもおすすめです。普段とは違う深い呼吸をすることによってセロトニンと呼ばれる脳内物質が分泌されれば、ゾーン状態に入りやすくなります。
まずは落ち着いて座り、鼻から時間をかけて空気を吸い込みます。このとき、空気を下腹部にためるようなイメージでお腹を膨らませましょう。続いて、息を吸ったときの2倍位の時間をかけて、口からゆっくり息を吐き出しましょう。この呼吸法を1日10~20回程度おこない精神を統一させることで、集中力が高まりやすくなります。
ゾーン状態というのは、最高のパフォーマンスを発揮するための極限の集中状態のことをいいます。資格取得のための勉強を効率的に進めていくためにも、ゾーンに入るための方法をマスターしておきたいですね。
ゾーンに入るための工夫は決して難しいものではないので、毎日の学習の効率化のために少しずつ取り入れてみましょう。
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