勉強法

「暗記もの」の学習は寝る前が効果的! 記憶を定着させるコツとは?


「暗記もの」の学習は寝る前が効果的! 記憶を定着させるコツとは?

資格取得のための勉強をしていて「暗記すべき事項がなかなか記憶に定着しない」というお悩みを抱える方もいると思います。
同じ場所をひたすら繰り返して学習すればいつかは記憶できるかもしれませんが、もっと効率よく暗記ができたら嬉しいですよね。
実は、暗記のための勉強は寝る前に集中しておこなうのが効果的といわれています。
今回は寝る前の暗記学習が効率的な理由や、具体的な方法についてご紹介いたします。

「暗記は寝る前」ってどういうこと?

「寝る前に暗記した記憶は定着しやすい」という説は、実は科学的にも立証されているのです。
アメリカの心理学者が実施した研究では、暗記をしたあとに一定時間起きていた場合と、暗記をしてからすぐに眠った場合では、寝たときの方が記憶力が長続きしたのだそう。
人間は寝ているときにレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していますが、レム睡眠の間は体は眠っていても脳は活動しています。
眠りが浅いレム睡眠中に、脳は海馬に記憶を定着させ、続いて来るノンレム睡眠のときに記憶を結合させるといわれます。
寝る直前に見たものや考えたことが夢に出てくるのも、脳が記憶を整理する働きを続けているためなのです。

効率的に暗記するための学習方法

資格の勉強は就寝前にするという方も多いと思います。
覚えたい事柄は、寝る30分くらい前に集中して覚えるようにしてみましょう。
1日の疲れもあるかもしれませんが、ダラダラと学習するのではなく集中して知識を詰め込むことが重要です。
長い時間をかけて記憶したいことを詰め込もうとしても、脳が情報を整理する働きには限界があります。
暗記したい内容は約30分程度の時間でコンパクトに詰め込んでみましょう。
たったの30分であっても、毎日記憶を定着させていけばかなりの範囲を暗記できるはずです。

暗記した事柄を脳に定着させるには?


暗記した事柄を脳に定着させるには?

寝る前にテレビを見たりスマホをいじったりすると余計な情報が入ってしまい、記憶が定着しにくくなります。
その日の学習を終えたら、余計なことはせずすぐに6時間以上寝るようにしましょう。
資格取得のために「とにかく頑張れば覚えられる」と睡眠時間を削って勉強する方もいるかもしれません。

しかし、一睡もせずに詰め込まれた記憶というのは意外と定着しにくいものです。
効率的に学習を進めていくためにも、十分な睡眠時間を確保することが大切です。
せっかく睡眠中に情報が整理され記憶が定着しても、起きて活動をしているうちに忘れてしまっては意味がありません。
起床後には前の日の30分に学習したことをすぐに復習し、記憶を定着させましょう。

暗記したい事柄を脳に定着させるためのゴールデンタイムは、寝る前の30分間です。
資格試験前に睡眠時間を削って集中的に覚えようとしても、なかなかうまくはいかないもの。
寝る前の30分で暗記し、起きてから復習するというルーティンワークを続けることが、必要な事柄を効率的に暗記するための近道といえるでしょう。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。