社会人が忙しい中で資格試験の勉強をするためには、計画を立てて少しずつ実行していくことが大切です。無計画のまま勉強を始めると、仕事との両立がうまくいかず挫折してしまったり、勉強が遅れてしまったりする可能性が考えられます。
試験日までどのように勉強を続けていくかを考えて計画を立て、目標を達成しながら進めていきましょう。
ここでは、勉強を効率的に進めるための計画の立て方についてご紹介いたします。
試験日までの大まかな計画を立てよう
まずは、受験日から逆算して日数を確認し、おおまかな学習スケジュールを考えましょう。
どの範囲にどれだけ時間がかかるのか、基礎ポイントをおさえるまでに日数はどれだけ必要かなどを考えれば、スケジュールを立てやすくなります。また、仕事が忙しくなる時期が分かっている場合には勉強時間を少し減らすなどの工夫もしてみましょう。
全体のスケジュールはきっちりと決めてしまうのではなく、ある程度余裕をもたせて大まかに決めておくのがおすすめです。
1日単位や1週間単位での計画の立て方
大まかな見通しができたら、1日単位や1週間単位での計画を立てていきましょう。たとえば、仕事がある日は朝の時間や夜の時間を有効活用して勉強をする、休日には予定通りできなかった分を取り戻すといった具合に考えれば、スケジュールを管理しやすくなります。
難易度の高い資格を取得するときには、できるだけ毎日欠かさず勉強をしたいものです。忙しい場合でも1日10分や15分くらいは勉強できるようにスケジュール管理をしてみましょう。
時間単位ではなく学習量で計画を立てる
「○時から○時まで」といったようにきっちりと時間を指定して計画を立てると、時間がなく計画通りに勉強ができなかったときにモチベーションが下がってしまいます。フレキシブルに学習できるよう、融通のきくスケジュールを立ててみましょう。
学習効率を高めるためには、時間単位ではなく量をベースに計画を立てる方法が有効です。「1週間で参考書を○ページ進める」、「○日で○問の問題を解く」という計画の立て方なら、目標を達成しやすくなります。
スキマ時間を活用する学習計画も大切
資格の勉強では、たっぷりと時間をかけて学ぶべき部分と、スキマ時間でサッと覚えたり短時間で取り組んだりできる部分があります。勉強の計画を立てるときにはこの2種類の学習を分けて考えるのがおすすめです。
通勤中や休憩時間などのスキマ時間に短時間で取り組めるような学習を割り当てておくだけで、学習の効率は飛躍的に高まります。
社会人は忙しいため、無計画な状態から資格の勉強を始めてしまうと学習時間を確保できずに挫折してしまう可能性があります。勉強をやり抜くためにも、試験日をチェックして逆算した上できちんとスケジュールを立てておきましょう。
スケジュールの立て方を把握しておけば、自分に合った方法で無理なく勉強を進めていくことができます。
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