勉強をするときに、教科書や参考書に蛍光ペン(ラインマーカー)で線を引いていく方は多いと思います。しかし、蛍光ペンを学習に使ってもあまり意味がないという考え方もあります。
蛍光ペンはなんとなく使っているだけではあまり効果は見込めないのですが、使い方を工夫すれば学習効率を飛躍的に高めることも可能なのです。そこで今回は、勉強に蛍光ペンを使うべき理由や、より効果的な蛍光ペンの活用方法について解説いたします。
目次
蛍光ペンにはどんな役割がある?
蛍光ペンには、テキストの重要な語句や項目だけを目立たせ、骨子や全体像を浮き彫りにする効果があります。あとからテキストを読み直すときに重要な部分にだけ印がついていれば、復習の効率が高まるのです。
よく、教科書などにどんどん蛍光ペンで線を引いていく人がいますが、これはNGです。蛍光ペンを使うときには、あとから復習に使う重要な部分と読み飛ばしてもいい部分を見極め、限られた部分にのみラインを引いていきましょう。ラインを引いた場所を読むだけでそのページに書かれていることの要点がつかめるというのが、ベストな蛍光ペンの使い方といえます。
効果的な蛍光ペンの活用方法3つ
学習には、さまざまな色合いの蛍光ペンを用意する必要はありません。2色の蛍光ペンがあれば、色分けをしながら効率よくテキストの内容を整理できます。ここからは、2色の蛍光ペンを使った効率的な学習テクニックを3つご紹介いたします。
1. 重要語句と文章に分けてラインを引く
解説文が載っているようなテキストであれば、試験に出題されるような重要語句には赤系などの目立つ色でラインを引きましょう。その語句を説明する文章や、記述式のテストに出題されそうな範囲には、別の色でラインを引いていきます。
文章にラインを引くときには、できるだけラインのついた範囲が短くなるよう意識してみましょう。こうすることで、より重要な部分のみを際立たせることができます。
2. 教わったことと重要そうなことに分けてラインを引く
授業や講義で使うテキストにラインを引くときには、先生が重要項目として説明した部分と、自分が重要と感じた部分とを色分けしてラインを引きましょう。色分けをしておけば、あとからラインの色を見たときになぜその部分をマークしたかすぐに把握できます。
3. 問題提起とその答えに分けてラインを引く
テキストの中で問題提起をしている部分に1色目を、その解説部分に2色目を引くという方法もあります。この方法でラインを引いておくと、テキストをそのまま問題集のようなイメージで活用することができるようになります。
ここでは間違いノートの基本的な作り方をご紹介しましたが、自分のやりやすい方法で作成するのがよいでしょう。
苦手な問題だけが集約された間違いノートは、学習を進める上で絶大な効果を発揮してくれます。間違いノートを上手に作成して何度も見直し、理解度を高めていきましょう。
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