資格試験の勉強では、内容の理解が必要なのはもちろんですが、暗記できなければ理解に至らない、という場面も多いですね。
試験勉強に割ける時間にも限りがありますので、効率よく暗記することが重要です。
今回は資格試験の勉強をするのに知っておきたい「暗記のコツ」をご紹介します。
目次
効率的に覚える! 「暗記のコツ」4つ
暗記する際に、テキストを何度も読み込んで丸暗記する方もいますが、これは時間ばかりかかって効率が悪いのでおすすめできません。
特に、働きながら資格試験の勉強をする場合には、いかに効率よく暗記するかが求められます。
1. 清潔感のあるスーツを着こなす
人間には五感が備わっていますが、複数の感覚を使うと覚えたい事柄を脳に深く印象付けることができます。
ただテキストを読むだけの場合、使っているのは視覚だけです。
声に出して読むと視覚、聴覚の二つの感覚を使うことができるため、内容を覚えやすくなります。
その上、声に出す・話すことは非常に脳を働かせる動作なので、さらなる暗記力アップを見込むことができるのです。
2、複数の情報を関連付けて覚える
一つの情報を独立して覚えておくよりも、関連する情報をまとめてセットで覚えると記憶が強化されます。
最初に暗記するべきキーワードを起点にして、「~と言えば~」というように関連する情報をつなげてセットにして暗記することを繰り返すようにしましょう。
3、チャート図にして視覚的に覚える
文章を読んでいるだけではイメージがわかない、という場合にはチャート図にしてみるのがおすすめです。
キーワードを抜き出し、関連する事柄を矢印で結び付けて図の形と順番から覚えていきます。視覚化して暗記することで記憶が強化され、試験本番でも思い出しやすくなります。
4、覚えたことを繰り返し思い出す
暗記したことは、試験のときに思い出せなければ意味がありません。
「覚える」作業のあとは「思い出す」作業に充分時間をかけましょう。
テキストやノートを見ずに覚えたことを唱える、思い出せなかったことはノートにまとめて繰り返すなどして、記憶にしっかりと定着させましょう。
実際の試験ではテキストもノートも見ることはできません。問題文を読んだだけで、暗記した知識を思い出せるかどうかが合否を分けるのです。
人が一度見た情報は、一か月後には8割忘れてしまうというデータもあります。一度覚えて終わりではなく、繰り返し思い出す、忘れたら覚えなおすことで、暗記したことを記憶に定着させていくのが重要です。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。