「自作のミニテスト勉強法」とは？　メリットや効果を紹介！

資格を取得したいけど、まとまった時間がとれなくて勉強がはかどらないという悩みを抱える人が少なくありません。しかし、忙しいなかでもちょっとしたスキマ時間を活用して、効率よく勉強を進めている人たちもいます。
スキマ時間で少し勉強したからって、頭に残らないのでは？　と思う方に紹介したいのが、「自作のミニテスト勉強法」。突然30分程度の時間が出来た時、その時間を無駄にせず、効率よく記憶に残る勉強法です。
予定より仕事や用事が早く終わった時、待ち合わせや診察などの待ち時間、電車での移動時間などに、質の高い勉強ができるよう、参考にしてみてください。

 

ミニテストの効果とは？

定期的にミニテストを行なった生徒は、行わなかった生徒よりもテストの点数が高い傾向がありますが、テストを実施する時間についても面白いデータがあります。授業の最後にテストを受けるよりも、最初に受ける方が勉強に対して良い成果が出ているというものです。
この理由には、「事前にミニテストを行なうことで、その日の授業内容が理解しやすくなった」ということが挙げられ、テストは必ずしも勉強を一通り済ませてから行うものでなくても良いことがわかります。
 
また、記憶を定着させるためには、思い出す作業が効率的である事がわかっています。つまり、テストを繰り返すことは効率のよい勉強法。テキストを再読するよりも、50～70％も記憶の定着率が上がることがわかっています。独学での勉強でも、自分で自分にテストを課すことで、効率的に勉強ができると言われています。
 
特に、勉強時間が限られている人にとっては、スキマ時間を使って重要な箇所について思い出す、という行動を繰り返すことで、効率良く記憶を定着させることができます。

ミニテストのやり方

ミニテストは、短時間で行えるシンプルな方法が適しています。
手順は以下の通り
1.テキスト内の重要なキーワードに印をし、それについて書かれた箇所を読む。
2.テキストを閉じ、キーワードについての説明を思い出し、頭の中でまとめる。
3.再度、テキストを開いて答え合わせをする
 
何が書かれていたかを思い出す作業が大切なので、何も思い出されなければすぐにテキストを見て答えを思い出しながら確認しましょう。

何度もミニテストを行うことで、記憶が残りやすくなります。スキマ時間にテキストを読みながら、みずから細かくテストを出すことを繰り返すことを習慣化し、効率的に勉強を進めていきましょう。