資格試験の合格率を高めるためには、日々の学習の中で間違いノートを作っていくのがおすすめです。学校のテストでも、本当に大切なことはテストの点数よりもその後の見直しや復習だといわれています。間違えた問題をきちんと見直して理解すれば、成績はアップしやすくなるのです。
では、間違いノートは具体的にはどのように作成すればよいのでしょうか? ここでは、資格試験の学習効率を高めるための間違いノートの作り方をご紹介いたします。
間違いノートの作り方をチェックしよう
まずは大きめのノートやルーズリーフを用意し、間違えた問題の文章をコピーしてノートに貼りつけましょう。模試やテストの問題であれば、そのまま切り取って貼ってしまうのもいいかもしれません。教科や分野ごとにページを分けてもいいのですが、同じページにさまざまな問題が載っていても特に問題はありません。
問題文の下には、その問題で自分が間違った答えと正しい答え、そして解説を記入していきましょう。答えや解説はコピーではなく手書きするのがおすすめです。
間違いノートは1日1回見直すのがおすすめ
間違いノートには、自分が苦手とする問題だけがまとめられていきます。このノートを試験前にチェックすれば苦手分野だけを効率的に見直せるので、点数がアップしやすくなります。また、「これさえ見ておけば大丈夫」という安心感が得られるので、自信を持って試験に臨めるというメリットもあります。
間違いノートは試験前に見るだけでなく、できれば1日に1回は開いて内容をチェックしましょう。通勤通学の時間やランチタイム、寝る前など間違いノートをチェックする時間を決めておくのもおすすめです。
間違いノートで学習効率を高める方法
間違いノートを作るときに問題文をすべて手書きするのは非効率的なので、参考書や問題集をコピーして切り貼りする方法で作るのがよいでしょう。ただし、解説部分をそのまま写すのはおすすめできません。自分なりに覚えやすい言葉に直したり、自分が分からないと思っている解説だけを選んだりと工夫したいものです。さらに、関連知識や間違いやすい類題があればぜひ書き込んでおきましょう。
間違いノートに書いた問題の中には、何度も見返すうちに解法を把握できるものもあるはずです。きちんと内容を理解してもう間違えないだろうと思えた問題にはバツ印をつけておきましょう。ルーズリーフで間違いノートを作り、覚えたページをどんどん抜き取っていったり、なかなか覚えられない問題にふせんを貼っていったりするのも良い方法です。
ここでは間違いノートの基本的な作り方をご紹介しましたが、自分のやりやすい方法で作成するのがよいでしょう。
苦手な問題だけが集約された間違いノートは、学習を進める上で絶大な効果を発揮してくれます。間違いノートを上手に作成して何度も見直し、理解度を高めていきましょう。
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