受験生や大学生、資格取得を目指す社会人の中には、音楽を聴きながら勉強をしたほうがはかどる方もいると思います。その一方で、静かな環境で勉強をしないと学習内容が身につかないと考える方もいるものです。
実際のところ、音楽を聴きながらの勉強は効率がいいのでしょうか? ここでは、勉強時間に音楽を取り入れるメリットについてご紹介します、また、勉強中に音楽を聴くときに気をつけたいポイントについても解説しますのでチェックしてみてください。
目次
音楽を聴きながら勉強するメリット3つ
勉強中に音楽を流すことにはいくつかのメリットがあります。ここでは、勉強中の音楽がもたらす効果をみていきましょう。
1. やる気やエネルギーが湧きやすくなる
音楽を聴くとワクワクしてテンションが上がるという方は多いと思います。音楽を聴くうちにやる気やエネルギーが湧いてくれば、勉強へのモチベーションも自然と高まるものです。
2. 音楽のリラックス効果で心地よく勉強できる
音楽を流しながらの勉強には、次第に集中力が高まっていく効果も期待できます。落ちついた音楽を聴くことでα波が発生して集中力が高まりやすくなることは、科学的にも実証されています。
人の脳は、静かすぎずうるさすぎない70デシベルくらいの物音がするときによく働く性質があります。実際、無音の室内よりも、音楽が流れるカフェなどのほうが作業に集中できるという方は多いものです。
3. 周囲の雑音をシャットアウトできる
音楽を聴きながら勉強すれば、周囲の雑音をシャットアウトできます。
カフェや公共交通機関内などで勉強する場合、周囲の騒がしさに集中力を削がれることもあると思います。また、自宅でも家族が賑やかに過ごしていると勉強ははかどりにくいものです。
こういったときにイヤホンやヘッドホンをつけて音楽を聴きながら勉強すれば、周囲の雑音を遮断して勉強のみに集中できます。
音楽を聴きながら勉強するときの注意点
音楽を聴きながら勉強すると、視覚や聴覚を同時にフル活用することになるため、結果的に集中力が散漫になるという方もいるものです。ロックなどの激しい音楽を流し続けていると音楽の方に集中してしまい、勉強の内容が頭に入りにくくなることもあります。特に、暗記の学習をするときには暗記するもの以外の内容が入ってくると効率が悪くなるので気をつけましょう。
また、試験の本番のときには当然ながら音楽を聴くことはできません。常に音楽を聴きながら勉強すると、試験の静かな環境で集中できなくなる可能性があります。試験中に実力を発揮できるよう、ときには音楽を聴かず静かな環境で勉強する訓練をしておくことも大切です。
音楽を聴きながら勉強しているうちに集中力が高まり、どんな曲を流していたか分からないほど集中できるケースは多いものです。普段の勉強が静かすぎてはかどらないと感じる方は音楽を聴きながら勉強をしてみてはいかがでしょうか。
ただし音楽を聴きながらの学習は、向いている方とあまり向いていない方がいます。音楽を流すことで集中力が低下してしまう場合には、静かな環境で勉強を進めていきましょう。
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