資格取得などを目標とした勉強というと、1人で取り組む方法のほかに、グループに参加して学習するという方法もあります。学校の授業のような形で学習に取り組めるグループやセミナー授業、サークルなどに通う社会人はたくさんいるものです。
1人での学習とグループ学習には違った良さがあります。この記事では、それぞれの学習方法のメリットについて解説いたします。
目次
1人で勉強をするメリット
自分のペースで取り組める
マイペースに取り組めるというのが、1人で勉強をする最大のメリットといえるでしょう。
グループ学習は周囲の進度に合わせる必要があるため、効率が落ちる可能性が考えられます。1人で学習するときには、既に理解できているところをサッと確認する程度にとどめ、自分にとって難しい範囲にじっくり時間を割くなど、自分のペースで学習を進められます。
集中できる
グループ学習の場合には、内容が脱線したり関係のない話が盛り上がったりすることも考えられます。しかし、1人であれば邪魔が入る心配がありません。
他の人が話しかけてくるようなことがない状況であれば、集中力を維持しやすくなります。
1人の勉強にはデメリットもある
1人での勉強にはメリットが多いものの、デメリットもあります。
自分のペースでできるという状況だと、つい取りかかりが遅れたりサボってしまったりするケースは少なくありません。また、自分の得意分野だけに学習が偏りがちになるというデメリットも考えられます。
グループで勉強をするメリット
さまざまな視点が得られる
グループ学習では、知識を共有したり自分と違う視点に立った意見を聞いたりすることができます。
特定の分野に詳しい人から教えてもらえば、アドバイスをもらうのもよいでしょう。また、自分が誰かに教えるアウトプットの機会を通して理解を深めることもできます。
強制的に学習に取り組める
グループ学習は、決まった日時に集まる約束をすることになるため、集団に合わせて強制的に勉強ができるというメリットがあります。勉強をする雰囲気が自然と作られ、サボらずに学習に取り組めるのもグループ学習の良さといえます。
グループ学習のデメリットとは?
グループ学習にもデメリットはあります。特に、自分のペースで勉強ができないことに負担を感じる方は少なくないものです。
十分に理解している分野に時間をかけることになったり、理解できていない部分があるのに先に進まなければならなかったりすると、学習の効率は下がってしまいます。
グループでの学習には、1人で学習するのとは違うメリットがあります。とはいえ、それぞれの学習方法にはデメリットもあるということを知っておきたいものです。
セルフ学習とグループ学習の両者を上手に組み合わせるなど、自分に合った学習方法で知識を深めていきましょう。
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