皆さんは勉強をする時、勉強をする空間にも気をつけていますか? 部屋の環境によって、勉強の質は大きく左右されます。
勉強に集中するために、まずは学習環境から整えてみましょう。
今回は、勉強がはかどる学習環境作りのポイントや取り入れたいアイデアなどをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
適度に雑音があった方が勉強に集中できる?
アメリカで行われた環境音に関する研究で明らかになったことなのですが、じつは人は静かな環境よりも、少し雑音のある環境の方がより集中でき、作業効率が上がるというのです。
静かな図書館よりもカフェの方が集中できるのは、適度な雑音があるからでしょう。
また、鳥のさえずりや川のせせらぎなど「ゆらぎ」のある音の方がより集中できるということも分かっています。
他にも、焚き火の音や電車の揺れる音、ピアノやヴァイオリンの音も、リラックス効果があり集中力を高めてくれるそうです。
このような環境音はYouTubeなどにあるので、一度試してみてはいかがですか?
ラジオをボリュームを下げて流しておくのも効果的ですよ。クラシック音楽が流れるようなラジオ局がおすすめです。
換気と室温調節で勉強の効率アップ!
近年行われた研究により、「よりよい空気を吸うことで、意思決定能力が著しく改善する」ということが明らかになりました。
また、よく換気された環境で働く人ほど、認知機能テストでいい結果を出したことも分かっています。
つまり、CO2(二酸化炭素)濃度を低くすることで作業効率が上がるということになります。
勉強をする際には、定期的に部屋の換気をすることが大切といえますね。
他にも分かっているのが、部屋の温度は少し低めの方が、記憶力がアップするということ。
しかし、冷えすぎは集中力の低下につながるので、ほんの少し低めの温度になるように室温を調節してみてください。
照明には勉強のはかどる色と明るさがある
勉強の効率を上げるためには、照明の色や明るさにもこだわりましょう。
光の色は、勉強や読書をする際には文字が読みやすい「昼白色」の照明がおすすめです。
また手元と照明の距離が遠すぎると、文字が見えにくくなってしまうので、部屋の照明とデスクライトを併用することも大切です。
この時、部屋全体の明るさよりも手元を少しだけ明るくすることにより、集中力アップの効果が期待できます。
昼間の場合は窓の位置が重要になってきます。
右利きの人は左側に、左利きの人は右側に窓があることが望ましいです。
そうすることで、手もとに影ができるのを防ぎます。手もとに影ができない机の位置を考えてみてくださいね。
勉強の効率を上げる部屋の片付け方
いくら環境を整えても、スマートフォンや漫画など、気が散るものが近くにあっては勉強に集中できませんよね。
人間は目に入る情報量が多すぎると、専念すべきことに集中できなくなってしまうそうです。しかし、あまりにも整理整頓されすぎていても逆効果なようで、適度に物を残して片付けることがポイントになります。スマートフォンや漫画は引き出しの中など目の届かないところにしまって、机の上には勉強道具など必要なものだけを置くようにすると良いでしょう。
スマートフォンは電源を切ったりサイレントモードにしておくことを忘れずに。
また、何気なく目に入る色も大切で、集中力を上げたい時には、寒色系の青や緑などがおすすめです。
ベージュやグレーなどナチュラルな色と組み合わせるとリラックス効果も生まれ、疲れにくくなり長く集中力を保つことができます。
カーテンやベッドカバー、小物類の色にも気を使ってみましょう。
学習環境を整えるだけで、集中力はアップし勉強の効率はグンと高まります。
今回紹介したものは、どれも簡単にできることなので、勉強をする際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
快適で勉強のはかどる空間作りを目指しましょう。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験