突然ですが、皆さんの脳には「潜在能力」が秘められている、という話を耳にしたことはあるでしょうか。潜在能力をうまく引き出すことができると、記憶力や集中力を向上させ、より効率的に勉強ができるようになります。
ここでは、脳の潜在能力を引き出す方法をいくつかご紹介します。
目次
脳に隠されている「潜在能力」! 引き出す効果は
そもそも潜在能力とは、「脳のパフォーマンス」のことを指します。人間の左脳は「分析思考」を、右脳は「感覚・発想力」を司っていますが、どちらかだけが働きすぎた場合、考えすぎになったり、感覚だけで動いてしまったりと、バランスの悪いパフォーマンスしか出せません。
そのような場合、潜在能力を引き出すことで脳が最高のパフォーマンスを実行できるようになります。
薬学を活用した予防医療のエキスパートである加藤雅敏氏は、潜在能力について「強固な扉で閉ざされた状態」にあるとしています。しかし一旦その“扉”が開かれると、左脳・右脳の全領域が活性化するのです。これが、「潜在能力が引き出された状態」というわけです。
潜在能力を引き出した状態の脳は、思考・行動力がバランスよく発揮されます。勉強をする際に潜在能力が引き出されていれば、問題を分析しながら解決していけるように。結果として、効率よく勉強が進められるようになるのです。
脳の潜在能力を引き出すにはどうすればいい?
脳の潜在能力を引き出すには、潜在能力の“扉”を開けるホルモンを分泌させること、発想力を司る右脳を鍛えることが重要なポイントです。脳科学の観点から、潜在能力を引き出す方法について見てみましょう。
勉強の目標を具体的に決める
勉強のために潜在能力を引き出すためには、自分が「達成できる」と感じる目標を設定することが重要です。
自分が達成できそうな目標を設定すると、脳がそれを達成しようと闘争モードに入ります、この時分泌される「ノルアドレナリン」というホルモンは、潜在能力を引き出すカギとなってくれるのです。
目標設定の際には具体的な数字(1日3ページ分参考書の問題を解く、など)を決めたり、達成期限を決めたりするとやる気につながりやすいでしょう。勉強の目標が高すぎるとノルアドレナリンが「逃げのモード」へ傾いてしまい、委縮してしまうので注意です。
日光を浴びたり、運動をしたりする
“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンは、潜在能力を引き出すカギとなるホルモンのひとつです。セロトニンは日光を浴びたり、運動をしたりすることで分泌されます。朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びたり、ウォーキングやジョギングなどで体を動かしたりする習慣をつけてみましょう。
右脳を鍛える「六色ハット発想法」
右脳は発想力や判断力を司っていますが、普通に生活をしているとなかなか鍛えることができません。そこでおすすめなのが「六色ハット発想法」という思考法です。
六色ハット発想法は、1つの同じテーマに対し、「客観的・直感的・積極的・批判的・創造的・管理的」という6方向からの視点で考えていく方法です。自分ではない人間になりきって考えることで、新たな発想や物事の見方を発見できるようになります。続けるうちに右脳が鍛えられて両方の脳のバランスがよくなり、潜在能力が引き出されやすい状態へと変えることができます。
脳を鍛えて潜在能力を引き出す! 勉強効率アップを目指そう
脳の潜在能力は誰でも、工夫次第で引き出すことができます。潜在能力を引き出して脳のパフォーマンスが向上すれば、限られた時間でも効率よく勉強ができるようになるでしょう。
勉強の効率をアップさせたい人は、ぜひご紹介した方法を参考にしてみてくださいね。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。