効率のよい勉強法をお探しの方は、15分周期で行う学習を試してみましょう。
1時間勉強することと15分の勉強を4回やることは同じようなものに思えます。しかし、勉強時間を15分ずつに区切ることには、飛躍的な効率アップが期待できるのです。
ここでは15分勉強法の効果と具体的なやり方についてご説明いたします。
15分勉強法とはどのようなもの?
15分勉強法とはその名の通り、勉強時間を15分に区切ることをいいます。
とにかく休まず勉強をし続ける勉強法が効果的というイメージがもつ方もいるものです。しかし、人間の集中力はそれほど長くもちません。
たとえば会議をおこなうときに時間を意識せずに始めると、無駄な時間が多くなってしまいます。しかし、会議時間を15分と定めた場合には、無駄を省いて効率的に話し合うことができるようになるのです。
15分勉強法はこれと同じ考え方です。集中する時間を15分設けたあとに別のことをし、また15分勉強するという繰り返しによって、効率はどんどん高まっていきます。
15分勉強法が高価を発揮するメカニズム
東京大学薬学部とベネッセコーポレーションの調査によると、60分間続けて勉強をするよりも、休憩を挟んで15分の勉強を3回したときでは、後者のほうがテストの成績がよかったのだそうです。
15分の勉強を3回おこない間に休憩を挟むと、単純な勉強時間45分となり、1時間勉強するよりも少なくなります。にもかかわらず、調査では休憩を挟む勉強法をしたほうが明らかに成績の伸び率が高かったのだそうです。
1時間続けて勉強をすると、どうしても人は疲れを感じ集中力を失ってしまうものです。15分勉強法には、一定以上の集中力をキープしながら勉強を続けられるという良さがあります。
また、15分勉強法には時間の感覚をつかみやすくなる効果も期待できます。15分勉強法に慣れればテストや検定試験のときにも適度な時間配分ができるようになるため、成績が上がりやすくなります。
15分勉強法の具体的な実践方法とは?
資格の勉強をするときには時計やタイマーを用意して15分を計ってみましょう。
このとき、15分でどれだけの勉強ができるかを意識しながら集中力を維持して取り組むのが、効率アップのポイントです。また、休憩を挟んだあとにはそれまでと別の範囲や分野を勉強するのが効果的です。
時間があるときには休憩を挟みながら複数回の15分学習をしていきましょう。時間が限られているときには15分学習を1回するだけでも問題ありません。出社前やお昼休憩などに時間を確保し、15分間集中して勉強をおこないましょう。
勉強時間は必ずしも長ければいいというわけではありません。集中力が続く短時間に絞り、適度に休憩を挟みながら勉強をしたほうが、効率はアップしやすくなります。
社会人は限られた時間の中で効率的に勉強する必要があります。よりよい勉強法をお探しの方は、15分勉強法をぜひ実践してみましょう。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験